どうすれば1日の充実度を上げられるのか?3つの色で計画するコツ
先日の記事で忙しい毎日が過ぎる中、充実した日々を送る技術について考えをまとめました。その実践編として役立つツールをご紹介します。
この記事の中で書籍「時間術大全」で紹介されている、やりたいことをやり切る時間管理術(メイクタイム術)をご紹介しました。簡単に振り返ると以下の4つのステップです。
Make time技術のおさらい
1.ハイライト(最優先事項、やる事を決める)
①緊急性、②満足感、③喜び、の3つの視点で「やるべきこと」と「やりたいこと」を計画する。
2.レーザー(集中)
スマホからの邪魔を阻止しして集中する。
3.チャージ(補給)
体と脳に栄養を補給しながら、その日を生産性高く乗り切る。
4.チューニング(振り返る)
その日の終わりに、ハイライトで計画した事がどれだけできたのかを振り返ります。
この中でも、最重要なのは「1.ハイライト」つまり、計画です。計画していないものは実行できません。この初めの段階で、どこまで自分がやりたいことを計画に盛り込めるかが、その日の充実度を大きく左右します。
その計画の仕方について、おススメのやり方をご紹介します。
ハイライト計画術
「ハイライト」はその日絶対にやり遂げたい、最優先事項です。その内訳は前述の通り①緊急性、②満足感、③喜び3つに分類できます。
大切なのはこの3種類の計画を明確に「見える化」するということ。そこでおススメのツールがこちら。
・to doリスト付箋
・3色ボールペン
この付箋、チェックボックスが付いていてとても便利です。100円ショップで売っています。毎日一枚切り出し、日付を書くところから始めます。
3色のペンを使うのはシンプルですが有効です。私はこのように色分けしています。
黒:緊急性
やらなければならないこと。いわゆる仕事上のto doリストを記入します。出来るだけ作業レベルまで細分化して書き出します。
青:満足感
自己成長につながること。例えば本を買う、読む、習い事をする、英語の勉強など、自分をアップデートするための計画です。
赤:喜び
QOL(quality of life)が上がること。例えば、家族で食事する、気になっていたレストランに行く、映画を観る、欲しかった服を買う、など楽しいと思える事に対する計画です。
これらをリストに書き込みます。時間は朝に30分程度かけて計画します。オススメは前日の夜に「黒:緊急性」は書き込んでおきます。黒は仕事のやるべき事なので、そんなにテンションは上がりません。さっさと前日の仕事が終わった時点で書き込んでおきます。
そして翌朝に「青:満足度」「赤:喜び」を30分かけて計画します。青も赤も自分にとってワクワクする事なので、この30分間はとても楽しく有意義です。テンションが上がるので良い一日をスタートできます。
大切なのは「毎朝30分時間を確保する」こと。この時間を持たずに惰性で一日を始めてしまうと無計画な一日となり、その日の充実度は高まりません。
そして、ちゃんとリストに「3色バランスよく書き込めている」ことです。色で見える化することで、バランスの良い計画が立てられているか一目瞭然です。
チューニングの仕方
一日の終わりに、その日を振り返ります。朝計画したto doリストの3色の計画一つ一つが達成できたのかを振り返ります。できなかったことは翌日のリストに入れるなど、調整します。
チューニングで大切なのはやったことだけでなく、「自分のココロの状態を振り返る」ことです。これは予防医学研究者の石川善樹さんが提唱している「to feel」という考え方です。やり方としては「今日一日、何が印象に残ったのか?」という問いを自分に投げかけるだけです。「今日感じたこと」を振り返る。良い印象でも悪い印象でも構いません。ポイントは続けることです。レコーディングダイエットと同じです。毎日記録するだけで改善の意識が生まれ、結果ダイエットができる。to feelも毎日振り返るだけで、心の持ち方が日に日に良くなっていきます。
終わりよければすべてよし、という言葉があるように、一日の終わりをちゃんと自分と向き合って終わることで、その日の充実度は高まります。
まとめ
一日の完成度、充実感はその日の朝の計画が鍵を握っています。①緊急性、②満足感、③喜び3つの視点で3色のペンを使って毎朝書き出しましょう。
そしてその日の終わりに、計画が達成したのかを振り返ります。この計画と振り返りを行うことで、客観的に一日を見ることができます。その時に、キモチにも目を向けることも大切です。
「やるべき事」だけでなく、「やりたい事」を毎日やり切って充実した毎日を過ごしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。