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感情は揺らぐ。その時どうする?(深呼吸でセルフコントロール)

忙しい一週間を終え、今日は束の間の休息日。今週の仕事を振り返っていた時にふと思い出した。いつも穏やかな人が突然急に早口になっている瞬間に出会ったことを。

あれ?あの人らしくないな…。
あの時なぜ、あんなに早口になったんだろ…?

元々頭の回転が早く、溢れ出す情報をアウトプットしたいが故に早口の人はいます。しかし、普段おだやかな性格な人が、なぜ早口になるのか。早口の瞬間、人の頭の中では何が起こっているんだろう。興味が湧きました。

早口になるのはなぜ?

人はいろんなシーンで早口になります。緊張、焦り、怒り、自分の感情に影響して言葉の速度が変わってしまうのは不思議ですね。

一旦これらの感情が芽生えると、声が甲高くなり、自分の心のステアリングがキープできなくなります。自分でも驚くほど早口になってしまいます。

早口になる瞬間、人はまくしたてるように次々と言葉を繰り出します。自分の思い通りのロジックに相手を持ち込むように話を組み上げます。威嚇し、精神的に追い詰めて相手を精神的に追い詰める事すらあります。

しかし、この時は感情が先走っており、そのロジックは脆弱で、よく聞けば支離滅裂に聞こえたりもします。必死に防御して、自分の弱さを露呈しないように守っているという事。時には自分のミスを隠すために焦ったり、自分に危害が及びそうな時に防衛反応だったりします。

言葉の防護壁を大急ぎで並べているイメージです。発言シェアを高め、攻撃しなければ自分の立場が危ぶまれると考えての行動とも言えます。攻撃は最大の防御。しかし、その攻撃は実は危ういロジックに成り立っていて、冷静に見ると負け犬の遠吠えのように見える事もあります。

早口にならない人とは?

一方で、どんな時も落ち着いている人もいます。自分の考えや言葉に揺るぎのない自信がある、どしっとした安定感がある。そういう人は自分を誇大に表現する必要がない、だから心が揺るがない。

急いで防護壁を作る必要がないので、言葉の攻撃に出ない。つまり、早口にもならない。

できればこうありたいものです。。


感情が揺らいだ時の一番の対処法

とは言え、誰しも生きていると、怒り、緊張、焦りなどで感情が乱れる時はあります。全員が落ち着き払って生きている訳ではありません。

まくしたてて話をして、得する事なんてありません。できることなら冷静でいたい。そのためのとてもシンプルな対処法があります。

それは「ゆっくり呼吸する」です。

感情的になっていると難しそうに感じますが、このシンプルな手法はとても有効です。

感情が揺らぎ始めたら大きくフーーーッと肺の空気をゆっくり出します。これは先日、心理学に通じている知人に教わりました。

人は深呼吸しながら誰かを怒る事はできないんだよ

なるほど。とても合点がいきます。早口になっている人は心拍も上がり、呼吸や鼓動が早まっている状態。呼吸で感情をコントロールする。この対処法を念頭に、自分の感情と冷静に向き合いましょう。

まとめ

人は誰しも感情が揺らぎます。世の中、いろんな人がいますからね。自分の価値観と違う人と会話をして、どうしても生理的に受け入れられない人と出会う事もあります。

その時は、感情のステアリングを呼吸でしっかり握ります。

時には自分の感情に素直に反応し、怒りを表に出すのも人間として健全な振る舞いだと思います。でも、そればかりでは人との関係にも傷がつきます。

早口になっている人に対しては、その裏にある心理に寄り添い、真正面から向き合わずに落ち着いて話ができるように少し俯瞰しながら会話するのが良いですね。建設的な会話には冷静さが必要です。


今はどうしてもストレスが溜まりがちな環境ですが、意識的に深い呼吸をして、心のステアリングを握り、穏やかに過ごしたいものですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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やわらかメガネりょう
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