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JFL_LYRICS

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1st Album JFLの歌詞まとめ
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記事一覧

暗夜行路

暗夜行路

マトモじゃないドライブ
いつの間に遠くまで来てる
いいのか 悪いのか知らないけど
杞憂じゃないだろうか
地元には特に大事な友達も
ろくにないし 別に土台覚えてもないだろ

マトモじゃないドライブ
徒に歪んでしまっている
そうじゃない 芯がないなら意味が無いだろ
余計じゃないだろうか
はなから生きたことすら
有意義な自信が無い 誰もないか そんな自信なら

量産完了 アンドロイド 跳梁跋

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She's Acoustic

She's Acoustic

出し抜けに キャンディを噛んで
少し突飛で半端な最終回が欲しくなるような
道の途中 彗星が通って
ぼくと一緒、至って普通の彼女は現れた

暮れる日の音に 涙を零すのは ダサいぜとか
尖ったフリしては 馬鹿だなって笑う

She's acoustic 夢に描いていた 道はきっと少し綺麗すぎた
She's acoustic つまらないと笑い飛ばせたら
ぼくらはゆっくり向

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zzz

zzz

どうしよう なんか冴えないエンジェル
きっと異端者にはありがちなブルー
放置して 能無しになるサイダーに
ぼくは唯一の友情を抱いていた

狼に恋をした 兎に相談された
アライグマの困り顔を笑っていたい

今世 つまんないデイバイデイ
輪廻ルーレットが1度目のエラー
情緒不安定なファイターに
ぼくは全部の財産を賭けてみたい

気がつけば もう起きている時間
きっと運命の法則は 全部わかって

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週末

週末

夢に出たのは君の方だった
夕方の彩雲がぼくを急かした

気分はハイ なぜか足取りは軽くなり
太陽まで走っていけそうな 最悪の終末
最期の三日間は 君と過ごそうか
別にどこかへ行かなくともいいんだ

ろくでもない この期に及んでぼくら
誰かの悪口でバカ笑い
仕方がない 世界は願わずとも
自分から滅んでくれるらしい

傘もささずに外に出ていた バカを見ていた
星も見えないような夜は笑えば

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scavengers

scavengers

スナイパー 撃ってこいよ 自分の腕を信じてさ
チャンスは安くないぜ ほら 時間 迫ってる
ファイター は死んでないぜ いつか 彼の番が来る
ライフは いくつでもあんだ

行こうぜ 例の最果て 気取ってる時間なんてないさ
まだ未完成 バグってご愛嬌です

萎えた コスい手で勝って そんな楽しいもんですか
ゴールは決めずに行こう そのうち飽きてもいいように
怠惰 続いては もう

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JFL2022

JFL2022

正月の朝はまだ 初回の乗り過ごし
下世話なネットニュースが画面を滑る
東武線はまだまだ来ない

ちょうどよく 集まりだしたとこだった
小さな駅 見知った顔ばかりだった
たった三年ぶりってなんか 逆に気まずいよな
お前が 気づいてくれなきゃ 俺一人で行くとこだったよ
ダサいな

ここで見た 星の残像は
消えたから ちゃんと顔見て話せるよ
情けない猫背も 爪を噛む癖も
厨二病も16歳

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化け物

化け物

今朝 こんな冬に ミニスカートの女子高生
あれは おそらく化け物
昨日 満員電車で 参考書 ひろげる受験生
あれも おそらく化け物

ぼくには とても できやしないこと
平気な顔でしてるのに まともなわけない

横柄な顔で威張るモンスター
夢にも出たんだ
普通の顔した 化け物の群れ
あとは 雄弁に夢を歌うポップスター
それに惹かれたんだ あれも ぼくとは違う

爆弾スキャンダル ぶちかま

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悪党のテーマ

悪党のテーマ

傷だらけの君へ ぼくらは同じさ
仕方ないとか 思いたくないんだ そうだろ

ふざけた世界に向けて 嫌味吐いてたら
いつの間にか 誰もいなくなってた
おかしいだろ そうだろ

さよならぼくらの日々 そのうち終わる時代で
今更 いい子になれないなら歌おう

寄り道だらけの毎日を 高らかに歌おう
ぼくらはいつでも落ちこぼれ
だけど何か出来るはずだろう

傷だらけの君へ ぼくらは馬鹿だな

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藍鉄鋼と化石の唄

手探り 鞄の底で固く当たる
スティングレイのコインケースがある
使い時を分からずにいた
分からずにいるけど 入っていた
雨降り 諦めて傘を買ったあとで
その日のうちに 置いてきた木曜
ぼくには 必要だった
何かわからないけど足りなかった

そういうとき また顔を出す

記憶は青い鉱石になって 見覚えのない輝きになって
夢中で探した小石みたいで 急いで机に仕舞った
朝が来る度に他人みたいに 背中を睨

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駅前

駅前の 歩道橋で 五十前の 知らん人が
でかい声で 俺たちの生きる意味を否定してる
歓楽街の暗い路地で二十すぎの知らん人が
細い糸を手繰るように往く道を探している

帰り道は住宅街の排水の川を寄り添う道で
公園の縁にオシロイバナの見慣れた花が咲いている

幼い僕なら種を探しただろう
けど今のぼくは赤い花に見蕩れていた

駅前の噴水の傍で 学生服の若い人が
空の向こうに消えてしまった 大事なものを見

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run rabbit run

なぁ兄弟 北へゆくならちょっと歩いて 話をしよう
あぁ昨日は 酷い雨で散々だった
だから 靴が重くって仕方ないんだ しょうがない
雨も水溜まりも気にしないで行こうだなんて
簡単じゃないよな

もう朝だ 気づいたら足が止まってた 少し眠ろう
昨日の彼はまだ歩いているだろう
彼は ぼくとは違って眠らないんだ しょうがない
いつも一着を貰うのは居眠りしないうさぎ達だった

起きなくちゃ あーあ 春が終

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コンビニに鈍器が売っている

コンビニに鈍器が売っている

時間だけが生きている 32度の日曜日
氾濫した部屋の中で 午後 蘇生する
三半規管が鈍っていく 半分だけ予想通り
八日目の蝉が泣いて ぼくは思う

苦し紛れに逃げ込んだ コンビニの冷房が
奴らの愛想笑いみたいで ヒヤッとした

今 想像の怪物がぼくらを丸ごと食って
黒い血が溢れ出して
それを詰め込んだ ボトルの口を固く握って
黒い血が弾け出して 夏になる

炭酸だけを

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