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本の棚 #243 『実践するドラッカー[思考編]』

何度読んでも読み足りない…

学生時代の『もしドラ』から始まった

ドラッカーとの出会いは

その後会社の研修で使われた『マネジメント』につながり

また最近実践編なるものに引き寄せられる。

もはや『7つの習慣』とドラッカーの本の

無限ループである。

それほどに奥深く、本質的だと感じる。

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次の質問をすることで、その者が真摯であるか否かがわかるといいます。
「その者の下で自分の子供を働かせたいと思うか」

真摯さだけは身につけることができない。

その他は後天的に身につけることができるけど

これだけは無理、というドラッカー。

真摯さなんて言葉はあまり口にすることはないけど

一体どこで培われるのだろうか。

生まれながらにして持ってるというのは

さすがに言い過ぎだと思うから

幼少期の環境が大きく影響するのか。

身につけることはできないかもしれないが

真摯であろうと努めることはできる。

とぼくは考えている。


人に教えることほど、勉強になることはない。人の成長の助けになろうとすることほど自らの成長になることはない。

教えることは教わること。

教えるうえでは出し惜しみをしないこと。

すべて出し尽くすと空になったスペースに

最新の知識や情報が入ってくる。

インプットしたらまた出し惜しみなく

アウトプットする…

このサイクルをぐるぐる回せる人が

教育的なポジションにいる会社は強い。

ドラッカー自身がそうだったからこそ

リアルな助言だと感じる。

教えたい、教えるのが好き、というのは

決してわるいことではないが

そこに「教わる」という素直さ、謙虚さが

あって初めて良いサイクルができる。

「何によって憶えられたいか」

これは『7つの習慣』の第二章とリンク。

この世から去るときに

棺のなかの自分は何と言われたいか。

そのためには…

強みを生かし、卓越性を磨くこと。

強みをもってしか人の記憶に何かを

刻み込むことはできない。

優先順位の原則
過去ではなく未来を選ぶ
問題ではなく機会に焦点を合わせる
横並びではなく独自性をもつ
無難で容易なものではなく変革をもたらすものを選ぶ

優先順位をつける。

何度もこの話を繰り返し繰り返し…

優先順位をつけて行動できているのか

いまいちわからない、となる。

まずはどんなゴールに対して

この優先順位というものを扱うのか。

今月の目標達成と年間の目標達成では

選択する行動が異なる時がある。

さらに中長期で考えると

今すぐには効果を発揮しないけど…

というもののほうが多くなる。

しかしその領域の行動をしないまま放置すると

未来が小さくすぼんでしまう。

無難な改善ではなく、挑戦的な変革を。

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八次涼太郎/人事/コーチ
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