【映画】一杯のコーヒーが語る事-「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」
■邦題:ア・フィルム・アバウト・コーヒー
■原題:A FILM ABOUT COFFEE
■ドキュメンタリー
■監督:ブランドン・ローパー
■出演:Stumptown Coffee Roasters | Darrin Daniel
Handsome Coffee Roasters | Michael Phillips
Blue Bottle Coffee | James Freeman
Counter Culture Coffee | Katie Cargiulo
Ritual Coffee Roasters | Eileen Hassi Rinaldi
Ritual Coffee Roasters | Kevin Bohlin
Coava Coffee Roasters | Devin Chapman
大坊珈琲店 | 大坊勝次
Bear Pond Espresso | 田中勝幸
Omotesando Koffee | 國友栄一
Little Nap COFFEE STAND | 濱田大介
Fuglen Tokyo | 小島賢治
G&B Coffee | Kyle Glanville
La Marzocco Intl. | Kent Bakke
■2014年
コンビニで買うコーヒー、自宅でゆっくり飲むコーヒー、
インスタントで飲むコーヒー、チェーン店でフレーバーを楽しむコーヒー
専門店で選んでもらったカップにゆっくり入れてもらうコーヒー。。。。
たった一杯のコーヒーなのに、飲むシーン、シチュエーション、銘柄、飲む種類。。。でこんなに価値観が変わる飲み物は、実は他にないのではないか。
ドキュメンタリー映画であるために、語り手から出る言葉や文章はかなり印象深い。
「Coffee is like the colors of rainbow
There are a lot of flavors to them
And they are in transit to their particular coffees
To where they are grown and to the variety of all the rest.」
「エスプレッソは麻薬」
「(豆の収穫から)後から関わる者が品質を上げることはない、
落とすことは簡単だけども」
コモディティーから高級品まで、ブランドやマーケティングの勉強にもなる作品。
そして映画最後の方に出てくる表参道「大坊珈琲店」の大坊さんは、何も語らない。
でも彼の佇まい、コーヒーを入れるジェスチャーがご自身のコーヒーに対する尊敬、歴史、味、風味。。。全てを語っているように見えた。
一杯のコーヒーが語る事、
それは五感全てが刺激され、さまざまな層で感じる事ができる、
奥深き価値でした。