トイレとカンヌとユニクロと
先日カンヌ国際映画祭で、
主演男優賞に役所広司さんが選ばれたという
とても嬉しいニュースがあった。
映画のことを調べてみると、
そこにはいろいろなストーリーがあって、
さらに映画への期待が高まったので、それを記録しておきます。
日経新聞の「文化」欄にあった記事。
内容としては
我々はこの数年、様々な事象により
分断を感じずにはいられなかった。
でも、そんな分断された中でも、
我々は無言のまま生活し、
そして小さな共感が生まれている。
我々は人を断罪せず、
生活の中にかすかな希望を抱き
その希望によって幸せを感じているのだ。
それをそれぞれ違う作品で表現した
是枝裕和監督「怪物」と
ヴィム・ヴェンダース監督の「パーフェクト・デイズ」
が今回、賞に選ばられたのではないかというもの。
そして不思議なことに、この映画の裏には
こんなストーリーがあったそう。
素敵なnoter Chiaraさんの記事で
その裏側を知りました。
建築家安藤忠雄さんと、トイレ、それからユニクロさんのつながりです。
このつながりの中心にいらっしゃったのは、
ユニクロの柳井正会長の次男さん、
柳井康治氏。
個人の資産管理会社の出資で、
この東京トイレプロジェクト、
そして映画ができたのだそうだ。
映画は17日間で撮影、製作費は3億5千万円。
型破り、間違いない。
「トイレも服もみんなが使う」
分断が意識されるいま、
実はとても大切なことを語っていらっしゃるのではないか
そう感じた出来事と記事。
作品を見るのがさらに楽しみになりました。