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本屋は宇宙

 こんばんは、いつものニジマスです。最近また読書の楽しさを思い出してきて、時間を見つけては読書に勤しんでおります。読書の秋というには少し早いですが、暦の上ではもう秋ですよね。秋とは言い切れない暑さというか、じめじめとした空気がありますが。

 読書の面白さに再燃した勢いで、新たな本と出会うべく本屋を訪れました。本屋というのは不思議なもので、いつのまにやら時間が過ぎ去ってしまう感覚に包まれます。ほんとあっという間です。皆さんはどうでしょうか。
 この感覚は他にもあって、文房具屋の中を回っている時や家電量販店なんかのガンプラ陳列コーナーを何周もしている時と似ています。
 要は趣味に没頭しているってことですね。

 本屋に居ると時間が過ぎ去るのも忘れてしまうのですが、本屋に居れば居るだけ読みたい本が増えていく気がしています。僕が本を選ぶときは、お洒落なタイトルと表紙の材質に魅かれることが多いです。好きな表紙の材質はツルツルというより、ザラザラとした少し粗目の手触りと言いますか、抵抗感のある材質が好みですね。なんというのでしょう、こう手で触れている最大の楽しみなんでしょうか。「私は本だぞ。」というような感覚でしょうか。本から「あなたは私を手にとって読んでします。」と語りかけられている、危ない感覚と言うんでしょうか。こればかりは電子書籍では味わえないんですよね。
 ページをめくる感覚、本を持つ際に触れる表紙、そしてほんのり香る紙の匂い。どれも好きです。


宇宙」とは「よりも深い」なんて言われたりもしますが、まさにそんな感じです。本屋に居る限り、無限に本と出会える。母なる海が生物に命を与えるかのように、本に生命を宿す。「宇宙」はまた「」とも言われます。
 
 海のように広い知識の波を感じ、空のように高く知識の自由さを知る。

 カッコつけたはいいものの何言ってるのかわからんくなってきました。

 宇宙に飛び立った人は皆、自分の無力さを思い知らされ、地球に戻った時新たな道を拓こうとする傾向にあるらしいですが、本もまた似ており、今まで自分にはなかった知識を知り、自分の無力さ、小ささを知ることができ、客観的に自分を見つめなおすことができます。怪しい宗教のようですが大丈夫です。僕は多分、正常な人間です。

 本の出会い方は人それぞれ、皆さんの読書ライフに幸あれ。

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