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10年前そして10年後〜私自身と医療〜


本日の言葉。

考え方を変えれば、世界を変えたことになる
(ノーマン・ビンセント・ピール)



最近ハマっていること


休みの時は、仕事の疲れを癒したいので家で「Tver」を見ていることが多いですね。

私のハマりドラマは

「新宿野戦病院」

宮藤官九郎の脚本らしく、展開が早く、従来の医療ドラマではありえない登場人物の人物像が妙にシュールで面白いです。

というか、これが現代社会の縮図なんですよね。

歌舞伎町のみならず、社会は不平等なんです。

金持ちは、金を出せば、高額な自由診療だって受けられる。
だから、若い医師たちは、金儲けができる美容医療を希望する人が増加しています。
(今年の医師国家資格合格者の内、100人程度が初期研修を希望しなかったそうです。つまり、保険診療等を希望しない医師ということになります。)

貧乏人は国民健康保険料を払っていなければ、高額な医療費を請求されるから病院に行けない。

ただ、一つだけ金持ちであろうが貧乏であろうが平等なことがあります。

それは、誰でも生きていれば「死ぬ」ということ。


私は、多くの患者に出会いましたが、人間だれでも「老化」には勝てないなと思いました。

どんな立場の人であれ、足腰が弱くなれば、骨折したり、背骨が曲がっていきます。

骨折を繰り返せば、歩けなくなり、家で寝たきりになって、認知機能が低下し、自己管理が難しくなり、食欲が低下し、食べれなくなり、脱水症状になり、救急搬送されるケースは少なくありません。


10年前を振り返る


今よりも体力があったので、休みの日は、医療系の研修会や学会に行っていました。

しかも、飛行機や新幹線で移動するほどの遠隔地まで行くことがありました。

その時は、自分が知らない領域を学んだり、異分野の人達との交流に快感を覚えていました。

明くる日から業務がハードでかつ業務後に院内で勉強会があっても疲労感はありませんでした。

職場仲間で話題になった医療問題がありました。

それは

「2025年問題」


「2025年問題」とは、

2025年問題とは、超高齢化社会を迎えるにあたり、社会保障費の急増などが見込まれる社会問題です。

2022年から団塊世代が75歳に到達し始め、2025年には75歳以上の後期高齢者は人口全体の18%を占めると予想されています。そして、高齢者の増加により、年金・医療・ 介護のニーズが高まります。

私たちの仲間内では、医療費の膨張により、公的医療保険制度が破綻するのでは噂していました。

2015 年度は、医療費総額およそ42 兆円でした。

2025年は、約58兆円になると言われています。

なぜなら、75歳以上の年間医療費は、65歳未満の約5倍以上かかっているからです。


10年後の未来予想図


10年後も相変わらず仕事をしていることでしょう。

あくまでも、「ライス・ワーク」です。

生きていく糧を得るためです。

仕事以外ならば、ダンスを極めているでしょう。

スタンダードダンスの大会に出場できるほど上達したいですね。

そのためには、食事に気をつけて、運動を毎日継続していきます。

医療業界は、「AI医療」が主流になるでしょう。


厚生労働省は、医療・介護診療報酬に関して、医療データシステム普及化に向け、加算や助成金を出しています。

今後、日本は特に地方で過疎地域が増加します。
医師不足で悩む地方にとって、AI使用による遠隔地医療の推進は不可欠だと考えます。

医師は、外科医がいれば十分です。
手術がなければ、AIに治療法や特効薬を聞けば解決するでしょう。

最近、注目を集めたのは孫正義氏の会見ですね。

ソフトバンクグループ(SBG)は6月27日、がん患者の遺伝子情報や電子カルテを人工知能(AI)を使って解析するサービスを始めると発表しました。
目的は、AI解析により医師に治療法を提示することだそうです。

動機は孫氏の父親が、がんで亡くなったことです。

がんは、2~3人に1人がかかる病気になりました。

YoutubeやSNSでは、若いがん患者(AYA世代)の投稿が少なくありません。

女性ならば、近年、乳がんが14447症例(1980年)→97142症例(2019年)と約7倍に増えています。

乳がん増加の背景には、ライフスタイルの欧米化が指摘されています。高カロリー・高脂肪の食生活による思春期女性の初潮の低年齢化や肥満、晩婚・少子化による初潮から第1子出産までの期間の長期化などが危険因子として上げられます。

乳がんは、乳房切除の手術後にも、リンパ浮腫、化学療法などにより、脱毛や皮膚状態の悪化、副作用による嘔吐、倦怠感等に苦しむ人達が多いです。

がんサバイバーが増えた今、療養と仕事の両立が課題となっています。

一刻も早く、AIによる解析を進め、がんになっても苦しまない、オーダーメイドの治療法を医師に提示できるシステム開発にソフトバンクグループはじめとする民間企業の皆様に頑張ってほしいです。

残念ながら、今の旧態依然とした医療業界では
ブレイクスルーは期待できません。

民間企業の方々の

ブレイクスルーを応援します❗

GOOD  LUCK ❗


参考文献 奥真也「未来の医療年表」講談社現代新書 


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