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#UKロック
C Duncan / It’s Only Love Song(2025)
UK グラスゴーのシンガーソングライター、C Duncanの2025年作。アルバムとしては5作目。Allmusicの新譜レビューで星4.5がついていたので発見。POP/ROCK系の新譜で星4.5ってなかなかつかないんですよ。
聞いてみたら「エバーグリーンなポップスとはこういうものだ」という音像。橋本徹(SUBURBIA)さんが選んでいたフリーソウルコンピが好きだった人なら直撃すると思います。しか
Creeper / Sanguivore
2014年デビューのUKのバンド、Creeperの3枚目のフルアルバム。気が付けば毎回アルバムを出すたびに取り上げています。
1st。
2nd。
「凄く好きなバンド」というほどでもないと思っていたんですが、毎回記事を書いているし過去2作はLPも持っているからかなり好きなのかもしれない。正直、前作はあまり出来が良くないなぁと思っているんですがLPを買っていました。何かコレクター心をくすぐるとこ
なんとなく「東京の空気感」にも近い:Black Country, New Road / Ants From Up There(2022、UK)
UKインディーズロック、サウスロンドンシーンと呼ばれるバンド群の中から現れたブラックカントリーニューロード。昨年のデビューに引き続いてセカンドアルバムをリリース。本作はより焦点が定まった内容になっていて、UKロックの伝統、それこそビートルズ、いや、キンクス的な「さまざまな音のレイヤーを重ねていく」手法がとられているが、なぜかJ-POP、日本のインディーズ的な音作りにも感じる。古くはboatであった
もっとみるJethro Tull考:22年ぶりのオリジナルアルバムThe Zealot Gene(2022、UK)リリースに寄せて
ジェスロタル度 ★★★★☆
ジェスロタルは18世紀の農業者でUKの農業革命を牽引した偉人。その名前を由来にしたバンドがジェスロタル。日本で言えば上杉鷹山をバンド名にした、みたいなバンド。もともと初期にさまざまなロックパブで演奏するときにバンド名をころころ変えていたらしく(最初の頃は下手だったのかあるいはトラブルメイカーだったのか、とにかくライブハウスからリピートで呼ばれることがなかったようで名前
The Darkness / Motorheart
総合評価 ★★★★☆
安定して良質なハードロック、80年代ヘアメタル化したキンクスみたいな。ファーストアルバムでいきなり全英1位を取り、クィーン的と評されたダークネスも2作目にして分解。その後2012年に再結成してすでに7作目のアルバム。安定した固定ファンが付き、その期待を裏切らない良質なハードロックアルバムをリリースしている。曲調はクィーン的、特にコーラスのつけ方は初期クィーン(オペラ座の夜以
GREEN LUNG / Black Harvest
Green Lungは2017年からロンドンで活動しているUKのドゥーム、ストーナーバンドです。TIDAL(使っているストリーミングサービス)で「Luciferを聴いた人におススメ」で出てきました。本作が2枚目のアルバムの様子。こうした関連性レコメンドがTIDALはしっかりしているんですよね。一番精度が高い気が個人的にはしています。1曲目を聞いてみたらカッコいいし、各種メディアで絶賛気味なので聞い
もっとみるPrioritise Pleasure / Self Esteem
Self Esteemは、Rebecca Lucy Taylorが行っているエクスペリメンタルポッププロジェクト名です。2017年からUKで活動中。音楽メディアを集計しているAOTY(Album Of The Year)で2021年のトップに躍り出たので聞いてみます。
テイラーは以前、2006年にシェフィールドで結成されたフォークデュオSlow Clubのメンバーでした。2016年にデュオは音楽
Biffy Clyro / The Myth of The Happily Ever After
ビッフィ・クライロはスコットランドのキルマーで1995年に結成され、2002年にアルバムデビュー。結成以来変わらない3人組のロックトリオです。本作が9枚目のアルバムで、過去3作は全英No1を獲得しており、本作で4作連続でNo1を獲得するかもしれません。今のUKでとても人気が高いバンドで、2022年のダウンロードUK(旧Monsters Of Rock)の3日目のトリなんですよね。
錚々たるメ
Architests / For Those That Wish to Exist
アーキテクツは、2004年に双子の兄弟ダンとトム・サールによって結成された、イーストサセックスのブライトン出身のUKのメタルコアバンドです。デビュー当時はThe Dillinger Escape Planなどに影響された攻撃性が高く、リズムが複雑なカオティックなサウンドでしたが、だんだんメロディアスな要素を取り入れたポストハードコア、メロディックハードコア的な音像に変化。その後、メインソングラ
The Lathums / How Beautiful Life Can Be
いきなり全英1位をデビュー作で獲得したUKのニューカマー、ラサムズ。マンチェスター郊外のウィガン出身の4人組で、2019年からEPなどをインディペンデントでリリース。2020年にアイランドレコードと契約し、本作がデビューアルバムとなります。デビュー前のEPをまとめたアルバム「The Memories We Make (2020)」が全英14位を獲得するなどブレイクの兆しはあり、2020年度の「
CHVRCHΞS / Screen Violence
CHVRCHES(チャーチズ、VはUのもじり、正式にはCHVRCHΞS)はスコットランド、グラスゴーで2011年に結成されたUKのエレクトリック・ポップトリオです。本作は4作目。ゴシックのアイコン、ザ・キュアーのボーカリストであるロバート・スミスもゲスト参加しています。
本作はザ・キュアーやデペッシュ・モード、ニュー・オーダーなど80年代のゴシックでダークな雰囲気をまとったニューウェーブ、シ
Black Country, New Road / For the first time
Black Country、New Roadは、2018年にロンドンで結成された英国のロックバンドで、アイザック・ウッド(ボーカル、ギター)、テイラー・ハイド(ベース)、ルイス・エヴァンス(サックス)、ジョージア・エレリー(バイオリン)、マーク・カーシュー(キー)、チャーリー・ウェイン(ドラム)、ルーク・マーク(ギター)の7人編成。サックスやバイオリンプレイヤーがいるのが特徴的な編成。女性3名