【中日ドラゴンズ】村神様からみる、竜の4番像 立浪監督が求める姿とは? ~7/12ヤクルト戦~
神宮球場らしい、壮絶な打ち合いとなった試合。両チームともチャンスを作り、最後まで目が離せない試合となりました。
村上宗隆選手に本塁打を打たれるのは仕方がないこと。もちろん、防がなければいけませんが、完璧に抑えることは難しいでしょう。
乱打戦の末、5対8で敗れたドラゴンズ。しかし、あれだけ貧打と言われた打線が、乱打戦を演出するほど得点を奪えている姿は、明るい話題ではないでしょうか。
その中で、最も気になったのが4番・ビシエド選手の存在。4番とは何かと、考えさせてくれる試合でした。
4試合連続
昨季まで当たり前だった4番・ビシエド選手。しかし、今季は不調もあり、石川昂弥選手や細川成也選手に4番の座を明け渡す時期がありました。
8日の広島戦で4番に復帰し、その後は4試合連続で4番を任されているビシエド選手。本塁打は飛び出していませんが、立浪監督は継続して4番起用しています。
4番復帰後、長打は8日に放った二塁打1本。打点は2。4番というフィルターを通して見ると、やや物足りない数字かもしれません。ただ、16打数5安打と打撃自体は好調。打率は3割を越えています。
石川昂選手が絶好調!
一方、4番から解放された石川昂選手は絶好調。この日は2試合連続となる本塁打を記録し、今カードは8打数5安打、3本塁打3打点と大暴れしています。
細川選手も11日の試合で本塁打を放ち、和製大砲としての役割を果たしています。月間MVPを獲得した時の勢いはさすがに衰えましたが、なくてはならない存在となっています。
ビシエド選手が4番復帰後、チームの勝敗は2勝2敗。起爆剤とはなっていませんが、チームを悪い方へと引きずり込んでもいません。
4番だけに頼らない
4番とは何か。ヤクルトの4番・村上選手が2本塁打を放ち、チームを勝利に導きました。今季は苦しんでいますが、昨季から4番・村上選手のバットがヤクルトを上昇させています。
一方、今季のビシエド選手は本塁打、長打で試合を決めるという場面は少なく、前後の打者と協調しながら「繋ぐ4番」として機能しています。
石川昂選手が絶好調という点もビシエド選手に大きな影響を与えています。4番打者だけに頼らないという形が、この日の乱打戦を生んだ要因だと考えています。
求める打撃、姿とは
前日(11日)の活躍だけを見ると、石川昂選手を4番に復帰させることも考えられました。しかし、立浪監督はビシエド選手を4番で起用し続けました。
4番とは何か。この日の村上選手の姿はまさに4番でしたが、立浪監督がビシエド選手に同じ役割を求めているとは思えません。
石川昂選手、細川選手も4番を務めた今季。立浪監督が4番に求める打撃、姿とは一体何でしょうか。
皆様はどのように考えますか?
【参考サイト】
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