【中日ドラゴンズ】ドラ1・仲地投手がデビュー!あらゆる可能性を感じた1㌄ ~5/13ヤクルト戦~
まさかのプロ初登板でした。
ドラゴンズは13日、カード勝ち越しを懸けて敵地・神宮球場でヤクルトと対戦しました。
先発は仲地礼亜投手(沖縄大)。期待のドラフト1位ルーキーが1軍デビューということで、大きな注目が集まりました。
しかし、わずか1㌄で降板。予定通りなのか、それともアクシデントなのか。現時点で正確な情報はありませんが、驚きのプロ初登板となりました。
ツーシームで2奪三振
ヤクルトの4番・村上宗隆選手に左中間へ2点本塁打を浴びた仲地投手。記念すべきプロ初登板は、1㌄2失点という結果でした。
直球はややバラついている印象を受けましたが、カーブ、ツーシーム、スライダーの変化球は投げ間違うことなく、低めに制球されていました。
青木宣親選手、サンタナ選手からはツーシームで空振り三振を奪い、失点こそしましたが素質の高さを見せつけました。
被安打はいずれも左打者
サンタナ選手、オスナ選手と対右打者に対しては、外角低めに球が集まっていた印象。オスナ選手にレフトポール際へ特大ファールを打たれた1球を除き、さすがドラフト1位という球を投げました。
対左打者に対してはやや直球が甘くなった印象を受けましたが、変化球は木下拓哉捕手の構えた所に投げ込みました。
ただ、安打を浴びたのはいずれも左打者。たった5人の対戦でしたが、今後に向けて無視できない課題となってくる可能性があります。
リリーフの可能性も
まさかの降板劇でしたが、新しい可能性を感じさせる投球でもありました。この日は先発しましたが、リリーフでも活躍できる可能性を秘めていると考えています。
制球に苦しみ、自らを追い込んでしまうようなタイプには見えず、勝負球にできるツーシーム、スライダーがあります。
この日は1球もストライクを取れませんでしたが、浅いカウントで投げるカーブも効果的。低めに制球されていただけに、緩急を使うこともできます。
チーム事情を考えると、夏場に向けてリリーフとして準備する可能性も0ではないと感じました。
チーム事情も考えると・・・
故障でなければ良いですが、元々1㌄で降板させる予定だったとすれば、立浪監督はリリーフとしての起用を考えていることになります。
まだ若く、あらゆる可能性を探ることのできる原石。本人の希望もあると思いますが、多くの可能性を感じさせるプロ初登板でした。
先発であれば、100球近く球数を投じた時にどうなるか。リリーフであれば連投した時の投球に変化がでるのか。
無限の可能性を秘めている仲地投手。チーム事情と仲地投手の今後を考えると、リリーフとして1軍の舞台を経験し続けることがプラスになるのではないかと考えています。
皆様はどのように考えますでしょうか。
【参考サイト】