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中田翔選手に待望の一発!中軸の並びは? DHなし・石川昂弥選手の起用法はどうなる?
夢を見た気がしました。
6日、オリックスとのオープン戦。1点を追う4回、1死走者なしの場面。
中田翔選手が育成左腕・佐藤一磨投手の144㌔直球を捉えてレフトへ本塁打。待望の移籍後初本塁打が飛び出しました。
その後、細川成也選手が四球を選び、打席にはビシエド選手。3ボール1ストライクからの5球目を捉え、レフトポール際への超特大ファール。
村上宗隆選手、山田哲人選手らを擁してリーグ連覇を果たしたヤクルト打線のような、無駄のない攻撃と破壊力。
結果、ビシエド選手は空振り三振に倒れましたが、課題の打撃で明るい兆しをみせた立浪竜。
最適な打順は、どの形でしょうか。
どちらか一方がベンチ
中田選手は「4番・指名打者」、ビシエド選手は「6番・一塁」でスタメン出場。当然ながらセ・リーグは指名打者が使えないため、この日のような攻撃は実現しません。
ビシエド選手が外野を守るという報道もありましたが、練習試合を通して外野守備には一度も就いていません。
オープン戦での起用法を考えると、中田選手かビシエド選手、どちらかがベンチを温めることになります。
パ・リーグ球団の本拠地で行われる交流戦は別ですが、基本的には指名打者なしでの戦いが続きます。
見えないクリーンナップの形
前日(5日)の試合では、細川選手、中田選手、ビシエド選手のクリーンナップ。この日は、ディカーソン選手、中田選手、細川選手と並びが変わりました。
本来であれば、石川昂弥選手もクリーンナップを務めることが濃厚ですが、侍ジャパンで離脱。開幕に向けて、クリーンナップの形が見えてきません。
石川昂選手がスタメンに名を連ねたのは2日のヤクルト戦のみ。この時は「6番・三塁」で出場し、クリーンナップはディカーソン選手、中田選手、ビシエド選手の並びでした。
立浪監督の構想は?
個人的には、石川昂選手を4番に据え、細川選手と中田選手で挟む打線が見たいと考えています。
ただ、一度も実現していない並びで、どんな化学反応を起こすか分かりません。
石川昂選手が侍ジャパンから復帰後、立浪監督が組むオーダーで構想が少しずつ分かってきます。
毎試合のように打線を変え、試行錯誤しながら最適解を探っていくでしょう。
恐らく、開幕までに1つの答えを見つけたとしても、シーズン中もクリーンナップの入れ替えはあります。
今は思いつかない最適解が眠っている可能性が十分にあるためです。
注目すべきポイント
中田選手に本塁打が生まれた試合。打線はこの1得点に終わりましたが、大きな収穫がありました。
4回にみせた理想的な攻撃。シーズン中は実現不可能でも、昨年にはなかった攻撃ができるということを証明しました。
まず、第一段階として、石川昂選手が復帰した試合のクリーンナップの形に要注目です!
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