見出し画像

【中日】井上竜の特徴・理想がみえた!? 名古屋初試合に詰まった収穫とは ~3/1~

◇3月1日 オープン戦 中日3-0DeNA(バンテリン)

これが今年の井上竜の特徴、やりたい野球なのかなと思いました。

中日は初回に2点を先制したものの、以降は両チームスコアが動かず7回表まで終了。

シーズン中であれば、今季も鉄壁リリーフ陣で逃げ切りを図りたいところ。加えて、追加点が生まれれば理想的な展開となります。

そんな中迎えた7回裏の攻撃。先頭の細川成也選手が四球で出塁し、代走に樋口正修選手を起用。すぐさま盗塁を成功させて無死二塁の形を作ると、鵜飼航丞選手に適時打が生まれて貴重な3点目を奪いました。

沖縄で行われた練習試合、オープン戦からみえていた井上一樹監督の足を絡めた野球。上手くいかないこともありましたが、この日は作戦がハマりました。

昨季、中日の盗塁数はリーグ最下位。上昇する余地がたっぷりある中、井上監督が少しずつチームを変えています。

また、注目すべきは鵜飼選手が適時打を放った後の場面。次打者のカウントが2-1となった4球目、鵜飼選手がスタートを切って盗塁を決めました。

押せ押せムードの中、もう1度追加点を奪う準備を整えた隙のない野球。得点には結びつきませんでしたが、流れるような美しい攻撃でした。

この日、中日はDeNAより安打数で下回りましたが、3点差をつけて勝利しました。

その要因はどこにあるのか。投手陣が無四球に抑え、逆に5つの四球を獲得したことが影響しているでしょう。それに加え、盗塁が絶妙なスパイスとなり、勝利に繋がりました。

名古屋に戻ってきて初めてのオープン戦は、結果と内容が充実した、井上竜にとって理想に近い試合だったといえます。

【参考サイト】


いいなと思ったら応援しよう!