【中日】ブライト健太選手・辻本倫太郎選手の個性が生きた瞬間とは 一方、悩める背番号「4」の姿も ~9/12~
◇9月12日 ヤクルト9-4中日(バンテリン)
本拠地でヤクルトに痛いカード負け越しを喫した立浪ドラゴンズ。
連日、厳しい試合展開で、ここ2戦の結果と内容に満足しているファンはいないでしょう。
その中で、あえて明るい材料を探すと、代打で出場したブライト健太選手、辻本倫太郎選手の若竜2人の名前が浮かんできました。
同時に、強烈な個性を持ちながら、それを活かすことができなかった若竜の名前も浮かび上がりました。
1軍に生き残っている理由
ブライト選手は2-3の4回裏、1死走者なしの場面で登場。
ヤクルト先発・サイスニード投手の直球攻めに対し、懸命に食らいつくブライト選手。1軍昇格後、生き残っている理由が分かります。
初球から7球連続直球勝負を挑まれた後、カットボールを見逃してフルカウント。9球目、平凡な右飛に打ち取られましたが、内容ある打席をみせました。
打率は1割台まで低下し、5日以降安打は生まれていませんが、粘り強さという武器が形になりつつあります。
積極性光る
辻本選手は4-4の6回裏、先頭打者で登場。
ヤクルト・増田珠選手の本塁打で同点に追いつかれた直後の攻撃で、田口麗斗投手から左安を放ちました。
結果以上に良かったのが打席内容。初球のスライダーを読んでいたのか、積極的にスイングしていきました。
辻本選手の良さは積極性。プロ初安打を放った7日の打席も初球攻撃。
カウント0-2と追い込まれた状況で安打を放ったことも価値がありますが、恐れることなく初球からスイングしていく姿は魅力です。
鵜飼航丞選手の良さが・・・
気になったのが「8番・左翼」でスタメン出場した鵜飼航丞選手。
2回に無死満塁、5回は1死満塁のチャンスで打席に立ちましたが、空三振、投併と結果を残せませんでした。
ただ、打ち取られたことが問題ではなく、個性が活かせていない打席内容にブライト選手、辻本選手との差があります。
特に、投併に打ち取られた打席は、カウント0-2と追い込まれていたとはいえ、鵜飼選手らしくない当てるような打撃。豪快なスイングは消えていました。
なんとかしたいという想いが伝わる反面、首脳陣が求めている姿からかけ離れた状況。
第4打席に放った二塁打は鵜飼選手らしさが詰まっていましたが、まだ個性は原石の段階で、ここから磨く必要があります。
一方、ブライト選手、辻本選手は来季に向け、一段階上の階段を上っています。
【参考サイト】
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