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【中日ドラゴンズ】野手にも育成の星が? 尾田剛樹選手が必要なピースになる可能性

昨季、リーグ5位の36盗塁に終わった中日ドラゴンズ。

キャンプではあらゆるケースを想定し、走塁改革や進塁打を重視しているように見えます。

13日に行われたケース打撃では、育成3位の尾田剛樹選手が活躍。

12日の練習試合(DeNA戦)では、1点を追う6回に代走で出場し、いきなり盗塁を決める活躍をみせました。

昨年、同じタイプの樋口正修選手が育成1年目で支配下を勝ち取りました。尾田選手にもチャンスが巡ってきました。


公式戦で評価されるプレー

左投げ左打ちの外野手で、大島洋平選手のような安打製造機の雰囲気をプンプン漂わせる尾田選手。

この日のケース打撃では二打席に立ち、犠打、左安と結果を残しました。

内容も良く、犠打を決めた場面では、1球で役割を果たしました。

犠打を試みてファールになる打者が多い中、攻撃の流れを止めず、1球で確実に走者を進めたことは評価されます。

公式戦でも重要な要素となり、他選手よりも頭一つ抜けました。

フェリス投手の決め球を

左安を放った第2打席は、フェリス投手と対戦。

2ボール2ストライクから、体に食い込んでくる決め球のスライダーをミートし、鋭いライナーで外野に運びました。

安打製造機の片鱗を感じさせる、柔軟性の高い打撃でした。

欲を言えば、追い込まれる前の甘い直球を捉えられることがベストですが、しぶとさを兼ね備えていることを証明する一打となりました。

外野は熾烈だが・・・

今後、1軍に帯同するかは分かりませんが、練習試合、オープン戦では育成選手も1軍の試合に出場することができます。

外野手争いは熾烈で、同じ左投げ左打ちの三好大倫選手が調子を落とさない限り、中々打席が巡ってこないかもしれません。

ただ、代走としての需要は高く、何度も盗塁に挑む姿を見たいと思わされる選手であることは間違いありません。

走塁面でも高い技術を持っていることを証明すれば、開幕直前に支配下登録される可能性もあります。

支配下まで駆け抜ける

2024年対外試合の開幕投手を任された松木平優太投手に続き、育成選手がアピールしていることは好材料です。

岩嵜翔投手、板山祐太郎選手と他球団で実績を残した育成選手もアピールしています。

簡単な道のりではありませんが、代走の切り札がいないチーム状況を考えると、尾田選手にチャンスがやって来る可能性があります。

背番号「217」が勢いよくグランドを駆けるように、支配下登録まで一気に駆け抜けるかもしれません。

【参考サイト】


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