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【中日】涌井秀章投手3勝目の要因は藤嶋健人投手!? 最速145キロに詰まった魅力とは ~9/22~
◇9月22日 中日2-1広島(バンテリン)
中日・涌井秀章投手が、4月以来の3勝目を挙げました。
バンテリンドームらしい1点を争う接戦を制した要因は、2番手で登板した藤嶋健人投手の直球にありました。
好投を確信した1球
2-1の7回表、本来であれば清水達也投手が登板する場面ですが、この日はベンチ外。
藤嶋投手は、6番・末包昇大選手から4人右打者が並ぶ打線と対峙しました。
いつもと違う継投の中、このイニングは無失点で切り抜けられると確信した1球がありました。
末包選手に対し、カウント2-1から投じた4球目。ストライクになるかギリギリの高さに141キロの直球。空振りを奪いました。
相手は、本塁打を警戒しなければいけない末包選手。1つ間違えば、本塁打にされてもおかしくない球。しかし、藤嶋投手が堂々と押し込みました。
結果、フルカウントからの7球目も、同じコースに直球を投じて空振り三振。
加藤匠馬捕手も手応えを感じたのか、初球のナックルカーブから6球連続直球を選択しました。
16球中13球
続く菊池涼介選手に対しても、4球全て直球勝負。左翼を守る鵜飼航丞選手の好捕に救われましたが、それ以上に直球一本で勝負できたことが収穫でした。
最後は、代打・林晃汰選手。ここは直球を軸にスプリットも混ぜましたが、タイミングをずらして空振り三振。3者凡退に抑えました。
藤嶋投手が1イニングで投じた16球のうち、13球が直球。最速は145キロ。球速表示は目立ちませんが、勝ちパターンに負けない圧巻の投球をみせました。
勝利を語る上で欠かせない
涌井投手が投打で活躍し、勝利投手にふさわしい活躍をみせたことは間違いありません。その中で、藤嶋投手の好投はこの日の勝利を語る上で欠かせません。
150キロオーバーの直球を投げる投手が続々と出現する中、藤嶋投手がみせた140キロ前半の直球。
ピンチを作ることもなく、ハイライトに取り上げられるかも分からない場面ですが、価値ある投球をみせました。
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