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中日・高橋宏斗投手の他に登板したドラフト1位投手 投球練習から光ったヤクルト右腕の姿とは ~9/10~

◇9月10日 中日3-1ヤクルト(バンテリン)

中日・高橋宏斗投手が8回1失点と好投し、12勝目(3敗)を挙げた試合。

2020年のドラフト1位右腕は、竜だけでなく、セ・リーグ、さらには日本のエースになるための階段を順調に駆け上がっています。

そんな中、この試合でもう1人、ドラフト1位右腕がマウンドに立ちました。

ヤクルト・原樹理投手です。


昨季は1軍登板なし

小笠原慎之介投手(中日)やオコエ瑠偉選手(巨人)、大学生では今永昇太投手(カブス)や高山俊選手(オイシックス)が注目された2015年のドラフト会議。

原投手は外れ1位でヤクルトから指名され、1年目から先発として1軍のマウンドを経験しました。

プロ入り2年で5勝19敗と大きく負け越したものの、ノラリクラリと的を絞らせない、一種の芸術品のような投球をみせる原投手に注目していました。

しかし、ここ最近は名前を聞く機会が減り、2023年シーズンは1軍登板なし。

このまま埋もれてしまうのかと思いましたが、久しぶりに1軍のマウンドに立つ原投手の姿を見ました。

投球練習から光ったモノ

中日が3-1とリードした7回裏。球場に原投手のコールが響き、投球練習を始めた時点でキラリと光るモノがありました。

それは、球速表示以上に勢いを感じる直球です。

この試合、高橋宏投手が圧巻の投球をみせたことは揺るぎませんが、原投手も負けないくらい球が走っているように見えました。

この日、2イニング投げましたが、150キロ台の計測は1度もなし。

しかし、直球とシュートを軸に、先制3点本塁打を放った川越誠司選手を空三振、加藤匠馬捕手との対戦ではバットを粉砕するなど、インパクトを残しました。

意地と咲ききっていない花

2イニング目となった8回裏は、2死走者なしから連打を許し、完璧な投球とはいきませんでした。

あと一歩で2イニング連続3者凡退。中日を応援する身としては非常に複雑ですが、もし両イニングとも3者凡退に抑えていれば、高津臣吾監督からの評価も高まっていたでしょう。

いずれ、メジャーに挑戦するであろう高橋宏投手が躍動した試合。

竜が誇るドラフト1位右腕が華やかな道を歩み始めている中、年齢は異なりますが燕のドラフト1位右腕が腕を振った事実。

原投手はこの日、勝敗もホールドもつきませんでしたが、ドラフト1位の意地と咲ききっていない花を見た気がしました。

【参考サイト】


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