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【中日】立浪和義監督が最後の先発に選んだ松木平優太投手 来季に繋げた投球内容とは ~10/6~

◇10月6日 DeNA2-0中日(バンテリン)

中日・立浪和義監督が2024年シーズンの最後に選んだ先発は、松木平優太投手でした。

松木平投手はプロ4年目の今季、念願の支配下登録を勝ち取り、8試合に先発して2勝をマーク。

将来楽しみな右腕が、シーズン最終戦でみせた希望。試合の流れも味方し、来季に繋がる投球をみせました。


立ち上がりは好投も4回から・・・

松木平投手はこの日、立ち上がりから完璧な投球を披露。

直球は140キロ後半を記録し、三者凡退スタート。2回に京田陽太選手に初安打を浴びましたが、147キロの直球で詰まらせたもの。内容では松木平投手が勝っていました。

しかし、球数が40球台に達した4回表。味方の連係ミスもあったとはいえ2失点。続く5回には、宇佐見真吾捕手の要求通りに投じられず、逆球が目立ち始めました。

大貫晋一投手に対し3ボール。梶原昂希選手には四球を与え、ボークを挟んで蝦名達夫選手にも四球。4回まで死球1つに抑えていただけに、アクシデントも疑われるほど乱れました。

6回にみせた新たな姿

5回裏、中日の攻撃は6番の宇佐見捕手から。1人でも走者が出れば、9番の松木平投手に代打が送られる可能性が高い場面でした。

立ち上がりが良かっただけに、何とも惜しい降板。そう思いましたが、自軍の攻撃が三者凡退に終わったことで、6回も続投しました。

すると、松木平投手は荒れつつもカットボールを駆使。直球は145キロを越えませんでしたが、2三振を奪う好投をみせました。

思うような投球ができない中、球数80球台からみせた松木平投手の新たな投球。シーズン最終戦の先発マウンドを託された投手にふさわしい、文句なしの姿でした。

立浪竜3年間最後の試合で

もし、5回に打順が周ってきていたら、新たな姿をみせることなく不完全燃焼で終わっていました。

立ち上がりの完璧な投球に加え、状態が悪いながらも三者凡退に抑えた松木平投手の95球。実りの多い登板でした。

試合は0-2で敗れ、3年連続の最下位が確定しました。立浪監督をはじめ、複数のコーチも退団します。

立浪政権3年間最後の試合で、先発マウンドを任された松木平投手。

最終戦で起用した意図が分かる、将来が楽しみな投球でした。

【参考サイト】


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