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【中日】対外試合初戦は完封負けもスポットライト浴びる可能性があった選手とは ~2/11~
◇2月11日 練習試合 中日0-4DeNA(北谷)
井上竜の対外試合初戦は14残塁を喫して完封負け。7回まで毎回得点圏に走者を進めましたが、ここ数年の課題である「あと1本」が生まれませんでした。
まだ練習試合とはいえ、早くも苦い記憶が蘇るパターン。1つでも安心材料を欲しい中、昨季まで中々1軍に呼ばれなかった選手がキラリと輝きました。
プロ3年目・浜将乃介選手です。
光った積極性と第3打席
浜選手はこの日、「7番・右翼」でスタメン出場。第1打席から第3打席までファーストストライクに対して積極的にスイングをかけ、DeNA先発・石田裕太郎投手からは二塁打を放ちました。
一塁手手前でバウンドが変わったラッキーな二塁打とはいえ、打球は強烈。昨季、ルーキーながら4勝を挙げた石田投手のファーストストライクを捉えたのは、浜選手が初めてでした。
2死一、二塁の場面で迎えた第3打席では、左腕の庄司陽斗投手と対戦。
一ゴに倒れて攻撃は終了しましたが、DeNAの一塁手・京田陽太選手の好守に阻まれたもので、打球は一塁線を破っていてもおかしくありませんでした。
白球が京田選手のグラブに収まっていなければ、1点は返せていた攻撃。井上竜にとって対外試合初得点、初タイムリーとなり、浜選手の存在感が増していたかと思うと惜しい打席でした。
今季は「プロ初」を増産か
浜選手はプロ入り2年間で1軍出場なし。このままアピールに成功すれば、今季は「プロ初」を増産することになります。
今春の(1軍)キャンプでは強肩で観客を唸らせ、外野の一角に食い込もうと汗を流す日々。その汗が浜選手の才能に輝きを与え、井上竜を明るく照らす光になろうと準備をしています。
今年初の対外試合は残念な結果となりましたが、僅かな差で浜選手にスポットライトが当たっていた試合でもありました。
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