【中日】木下拓哉捕手に残留報道 最悪のシナリオ消え、来季の戦力図が固まったか ~11/24~
国内FA権を行使した中日・木下拓哉捕手が残留を決めたと報道がありました。
ここ2年は出場試合数が100試合に満たない苦しいシーズンを送っていますが、2021年には11本塁打を放つなど実力は折り紙付き。
不安定な状況に陥っていた捕手陣ですが、来季の戦力図が固まってきました。
本来の調子取り戻せば・・・
来春のキャンプでは恐らく、ドラフト4位指名の石伊雄太捕手(日本生命)が1軍メンバー入り。プロ7年目を迎える石橋康太捕手のアピールも注目されます。
そして、若手捕手がアピールに成功した先に待つのが木下捕手、宇佐見真吾捕手、加藤匠馬捕手の3人。
監督が交代したことで起用法に変化が生まれる可能性はありますが、若手捕手がプロの壁にぶち当たった場合は今季と同じような1軍メンバーになることが予想されます。
プロ通算609試合出場と経験豊富な木下捕手の存在は大きく、本来の調子を取り戻せばレギュラー最有力候補です。
最悪の事態は回避
木下捕手が残留したことで、捕手陣の選手層も安定しました。
来季も捕手3人体制で挑むかは不透明ですが、アクシデントや様々な作戦に対応できる状態は維持。
本来は石橋捕手が殻を破り、石伊捕手が即戦力として活躍することが理想的なシナリオの1つですが、不確定要素も多く残ります。
木下捕手は現在32歳。世代交代という言葉もチラホラ飛び出す中で、戦力低下による最悪の事態は回避しました。
今季、1軍で奮闘した捕手3人に対し、新戦力も加えた若手捕手によるレギュラー争い。見所の多い布陣が出来上がっています。
今季を土台に
来春のキャンプ、練習試合、オープン戦で一体誰が生き残るのか。
育成を含めれば捕手は8人体制。レギュラー争いの結果によっては、他ポジションを守るプランも考えられます。
若手捕手の台頭が望まれる状況の中、ガタガタと崩壊していくシナリオを消した木下捕手の残留。
今オフ、捕手陣でチームから去った選手はいません。今季の悔しい経験を土台に、誰が開幕マスクを被っているのでしょうか。
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