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【中日ドラゴンズ】根尾投手の課題は解決? 被打率1割1分1厘が示すもの ~24日楽天戦~
オープン戦2戦目の先発マウンドを任された根尾昂投手。
先週、根尾投手の注目ポイントとして走者を背負った時の投球だと書きました。
この日は打者19人と対戦し、11打席で走者を背負った中での投球。
先発ローテーション入りを目指す上で、根尾投手の真価が問われる登板となりました。
浅村選手の1本のみ
走者を背負った場面では、浅村栄斗選手に浴びた適時打1本に抑えた根尾投手。被打率は1割1分1厘と、結果を残しました。
四球を2つ与えましたが、3回に浅村選手に与えた四球は2死三塁ということもあり、決して悪い内容とはいえません。
村松開人選手や三好大倫選手の好守に助けられながら、要所を締めて耐え抜いた印象を受けました。
10日のケース打撃では、走者を背負った中で5人の打者と対戦し、1つしかアウトを奪えませんでした。そのことを考えると、満点に近い投球といえます。
パ・リーグ盗塁王に対し・・・
もったいなかったのが、初回の投球です。
先頭の小深田大翔選手に出塁を許し、続く村林一輝選手の2球目に盗塁を決められました。
小深田選手は昨季、パ・リーグの盗塁王に輝いています。当然、盗塁が考えられる場面で、1回もけん制球を挟まなかったことが悔やまれます。
ただ、3回にも先頭の小深田選手に出塁を許した場面では、すかさずけん制球を挟み、修正してきました。
結果的には再び盗塁を決められ、宇佐見真吾捕手と共に改善点として挙げられます。今後、盗塁阻止というところに注目が集まります。
配球に変化
配球にも変化がみられました。
1巡目は直球を積極的に投じ、投球割合の70%近くを占めていました。
2巡目に入った3回からは、投球の中心をフォークに切り替え、直球の割合は40%台にまで低下しました。
今中慎二さん直伝のカーブでカウントを整えることはできませんでしたが、前回投じなかった左打者に対しても投じた根尾投手。
走者を背負った時には勇気がいりますが、浅村選手やフランコ選手といった一発警戒の打者には、緩急をつけて勝負していくことも有効になります。
次回以降の注目ポイント
ポイントだった走者を背負った中での投球。
被打率1割1分1厘と結果を残した一方、小深田選手に2つの盗塁を決められたことは次回登板の修正点となります。
直球が暴れ気味でしたが、フォークを低めに投じてゴロを打たせようとする意図が伝わってきた根尾投手の投球。
次回以降も走者を背負った時の投球、そしてカーブでカウントを整えられるかが注目ポイントとして挙げられます。
【参考サイト】