【中日】岩嵜翔投手にチャンスを 光が消えていないと感じた場面 ~7/14~
◇7月14日 阪神6-2中日(バンテリン)
延長10回表、この日1軍登録された橋本侑樹投手がバント処理できず、ピンチを招いて失点。同一カード3連勝とはなりませんでした。
中日は試合前、6人の投手を入れ替え。橋本投手に加え、岩嵜翔投手、勝野昌慶投手が1軍昇格しました。
その中で気になったのが岩嵜投手。この日は1/3を投げ、被安打2、与四球2、失点2と厳しい投球になりましたが、まだ光は消えていません。
火消しならず・・・
橋本投手の後を継いだ岩嵜投手。1-2と勝ち越され、なおも1死一、二塁とピンチの場面で登板。
近本光司選手との対戦では、フォークが暴れ、直球で勝負するしかない状況に。結果、フルカウントからフォークを見送られて四球を与えました。
中野拓夢選手を打ち取った後、植田海選手と対戦。カウント1-2と追い込んだ後、3点三塁打を打たれて試合を決められました。
その後、佐藤輝明選手に適時二塁打、大山悠輔選手に四球を与えたところで降板。
岩嵜投手の良さが活きず、火消しすることができませんでした。
ポイントはVS植田選手
ポイントは植田選手に三塁打を浴びた場面。
150キロ台の直球を2球続け、ともに空振り。フォークを挟み、4球目に投じた151キロの直球を打たれましたが、攻め方は悪くないように見えました。
植田選手は岩嵜投手の直球に合っておらず、追い込んでから勝負球に直球を選択することは自然な流れでした。
結果、やや詰まらせたように見えましたが、走者一掃の三塁打に。
厳しい登板となった中で、試合を決められた場面に関しては、内容は悪くないようにみえました。
光は消えていない
この日はイニング途中での登板。
岩嵜投手の決め球であるフォークはワイルドピッチ、パスボールの危険性があり、実際に暴れていたことを考えると直球勝負になることは阪神も読んでいたでしょう。
どんな展開であれ、岩嵜投手はイニングの頭から見たい投手です。
この日のようにピンチからの登板は、フォークの状態によって厳しい結果になることが分かりました。
佐藤輝選手、大山選手との対戦はもったいなく、結果も内容も伴ったとはいえません。
ただ、もう一度チャンスがあれば、チームを救ってくれる可能性があるようにも感じました。
岩嵜投手の光は消えていない、そう感じる登板でした。
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