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【中日】立浪監督の理想の野球が実現? 3得点を生み出したポイントと準備 ~6/30~
◇6月30日 中日3-0DeNA(バンテリン)
立浪和義監督の実現したかった、理想の攻撃がようやく見られました。
0-0の7回裏。田中幹也選手、カリステ選手の適時打で一挙に3得点を挙げ、一気に試合を決めた中日。
10試合連続で2得点以下と苦しむ打線がようやく繋がり、連敗を3でストップさせました。
結果も内容も理想的な攻撃。少し明るい光が見えました。
得点前の準備
先頭・木下拓哉捕手の右安から始まった攻撃。立浪監督は早速、代走に加藤匠馬捕手を送りました。
次のポイントは2死一・三塁と場面が変化し、打席に田中選手を迎えた場面。
1球目、一走の福永裕基選手が盗塁を決め、二・三塁に。DeNAバッテリーに盗塁を阻止する意思がなかったとはいえ、1本の安打で2点奪える環境を整えました。
田中選手の先制適時打が生まれる前に、立浪監督は得点の準備をしっかりと整えていました。
先制後の準備
田中選手が適時打を放った後、中堅手・桑原将志選手が本塁に送球する間に二塁を陥れた走塁も見事でした。
得点を挙げただけでなく、次のチャンスも作る。隙のない走塁が、後に貴重な追加点をもたらしました。
2死二塁となり、細川成也選手は申告敬遠。ここでも立浪監督は動き、代走・尾田剛樹選手を送りました。
結果、尾田選手は得点に絡むことはありませんでしたが、さらなる追加点を奪う準備を整えていました。
理想の野球
8回表。代走で起用した加藤匠捕手、尾田選手をそのまま守備でも起用し、いつも通りマウンドには松山晋也投手を送りました。
守備を固めつつ、中日が誇る「勝利の方程式」を投入する。理想の野球を実現し、DeNAを追い込みました。
DeNAの先発・ケイ投手を打ち崩したわけではなく、打線の状態はまだ完璧とは言えません。
しかし、7回にみせた攻撃は、立浪監督が実現したかった理想の野球と言えるのではないでしょうか。
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