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【中日】辻本倫太郎選手が価値あるプロ初安打 試合の流れを読み、自らの役割を理解したプレーとは ~9/7~

◇9月7日 広島2-1中日(マツダ)

試合の流れを読み、自分の役割を理解していたような一振りでした。

中日のドラフト3位ルーキー・辻本倫太郎選手です。


辻本選手に求められた役割

1-2で迎えた8回表の先頭打者。辻本選手に求められる役割は出塁でした。

チームは7回表に1点を返し、その裏を藤嶋健人投手が抑えるいい流れ。

途中出場で9番に入った辻本選手が出塁すれば、上位打線に繋がりビッグチャンスが訪れる可能性がありました。

広島はマウンドに島内颯太郎投手を送り、守護神・栗林良吏投手へ繋げる逃げ切り体勢。

簡単ではありませんが、この試合を勝つには重要なイニングとなりました。

価値あるプロ初安打

注目された辻本選手の打席は、初球で決着。151キロの直球を捉え、左安を放ちました。

直球一本に絞ったような打撃。試合終盤、ミスショットすることなくスイングしたその姿に、高い野球センスが滲み出ていました。

チームから求められている役割を、完璧に遂行した辻本選手。たった1球で期待に応え、試合を動かしました。

得点には結びつかなかったものの、価値あるプロ初安打となりました。

田中幹也選手に似るプレー

この日、辻本選手は7回裏から二塁の守備に就きました。いきなり失策を記録しましたが、守備範囲が広いからこそのプレー。並の二塁手であれば、打球は外野に抜けていました。

田中幹也選手が足首を捻挫したことによって巡ってきたチャンス。その田中選手と背格好、プレースタイルが似ており、今後が楽しみな選手です。

この日、二塁でスタメン出場した板山祐太郎選手の打率が.233まで下がっており、辻本選手にチャンスが巡ってくる可能性が高まっています。

仮に二塁でスタメン出場するのであれば、下位打線に組み込まれることが予想されます。

試合の流れを読み、自分の役割を理解してプレーする。

たった1球で野球センスの高さを示した辻本選手の、これからの活躍が楽しみになってきました。

【参考サイト】


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