【中日ドラゴンズ】役割が明確に!明るい兆し感じるドラゴンズ ~5/25広島戦~
理想的な攻撃でカード勝ち越しを決めました!
ドラゴンズは25日、敵地・マツダスタジアムで広島と対戦。8対2で勝利し、今カード2勝1敗と勝ち越しを決めました。
5回に木下拓哉捕手の今季第1号本塁打を皮切りに、一切無駄のないプレーを重ねて5得点。7回にはビシエド選手にも今季第1号本塁打が飛び出し、明るい話題が多い試合となりました。
翌日からは苦手なDeNAとの3連戦。今カードは1勝2敗でいければ良いと思っていましたが、上昇するキッカケになるような試合。ようやく、戦える形が見えてきました。
6番・大島選手を変えず
広島の先発・コルニエル投手は被弾後、様子が一変しました。球がバラつき、甘い所に勝負球が集まる投球。そこにつけ込んだ竜打線は、見事としか言いようがありません。
この3連戦では打順を変えなかった立浪監督。先週不調だった大島洋平選手を6番で起用し、初戦は猛打賞、2戦目はマルチ安打と采配が見事的中しました。
ただ、2番に入ったルーキーの福永裕基選手が疲れてきたのか、やや荒いプレーやスイングが目立ち始めました。この状況が続けば、いずれ大島選手が上位打線に戻るでしょう。
リリーフ陣の起用が明確に
そして、最も収穫なのがリリーフ陣の起用法がはっきりしてきたことです。今までリリーフ陣の枚数が足りないこともあり、好調な投手の次々に投入してきました。
現状の戦力を考えると仕方ない部分もありますが、夏場を見据えると不安になる戦い方。どこかで、役割を決める必要がありました。
今カードでは、理想的な投手起用をみせた立浪監督。リードしている展開で好調の勝野昌慶投手、祖父江大輔投手を堂々とつぎ込めたことは、先を見据えると大きな収穫です。
山本拓実投手がベンチ入りしていることも、作戦面に好影響を与えています。タフさがあり、どの場面でも自分の投球をできる山本投手の存在が、あらゆる作戦を可能にしてくれます。
投手陣の強さ
打線が爆発し、カード勝ち越しを決めた試合。その要因は、リリーフ陣にあると考えています。
藤嶋健人投手、橋本侑樹投手も状態が良いからこそ、早め早めの継投を実現することができます。
3戦目には先発の柳裕也投手を6回途中で降板させ、ワンポイントとして福敬登投手を投入しました。6回は柳投手に任せるだろうと思っていましたが、球が浮いてきた危険な兆候を察知し、早めの継投に持ち込みました。
やはり、ドラゴンズは投手が要のチーム。打線が爆発したことはもちろん嬉しいですが、投手陣の力投なしに勝利はもぎ取れません。
3戦目は大勝でしたが、投手陣の強さをみせた今カードだったのではないでしょうか。
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