【中日ドラゴンズ】立浪監督のSOS?勝野投手が2試合連続イニング跨ぎ ~5/16阪神戦~
豊橋で行われた阪神戦。試合は中盤に激しく動きましたが、4対9で敗れました。
阪神の先発は村上頌樹投手。試合前の防御率は0.28。32㌄でわずか1失点と脅威的な成績を残し、スター街道を歩み始めています。
そんな中、この日注目されたのがリリーフ投手の起用法。このままの起用法で、シーズン終了まで持つのでしょうか。
6回に3投手つぎ込む
ドラゴンズの先発は福谷浩司投手。立ち上がりから球数がかさんでしまい、5㌄を投げて5失点。118球を投じました。
打順の巡りもあり、5回で代打が送り出されるまでは計算内でしたが、ここからマシンガン継投がスタート。
6回は藤嶋健人投手、福敬登投手、勝野昌慶投手と3投手をつぎ込み、7回は勝野投手をイニング跨ぎさせました。
現在は好投続けるも・・・
試合前時点で、セ・リーグの登板数上位を占めていたドラゴンズ。上位の阪神、DeNAは登板数で上位に食い込んでいる投手がおらず、力を蓄えつつ戦っている印象を受けます。
ロドリゲス投手が亡命し、ぽっかりと空いてしまった8回の穴。その穴を埋めることは簡単ではなく、ある程度リリーフにしわ寄せがいくことは仕方ない部分もあります。
しかし、勝野投手はこれで2試合連続のイニング跨ぎ。現状は抑えているので良いかもしれませんが、先を見据えると決して喜べるものではありません。
勝負を懸けた采配
石川昂弥選手の本塁打が飛び出し、5点差から1点差ビハインドになった6回。何としても抑えたいイニングであることは間違いありませんが、やや疑問が残る采配でした。
藤嶋投手の調子がいつもと違うことは明らか。福投手をワンポイントで起用し、立浪監督は勝負を懸けたのでしょう。
しかし、勝野投手をイニング跨ぎさせたことは、ボディーブローのようにジワジワとダメージが来る采配ではないでしょうか。
早急にリリーフを獲得する必要
立浪監督の采配の意図も分かります。6回を抑えることで、流れは一気にドラゴンズ。この試合を勝つには、何が何でも6回を0点に抑える必要がありました。
苦しい状況での采配を強いられていることは理解しているつもりです。立浪監督も、相当苦労されていると思います。ただ、このままの起用を続ければ、勝野投手が壊れてしまいます。
まだまだ続くシーズンを戦い抜くには、リリーフ投手の獲得が必要です。フロントが早急に動かなければ、立浪監督にもリリーフ陣にも明るい未来が来ません。
皆様はどのように考えますでしょうか。
【参考サイト】