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【中日】補強終了報道から考えるプラス材料と球団が期待する選手とは ~7/23~

中日ドラゴンズがシーズン途中の補強を終了したと報道がありました。

8日に松木平優太投手を支配下登録し、すでに支配下枠は上限の70人に達していました。

今月31日まで残された補強期間。アピールしていた育成選手を思うと残酷ですが、新しい戦力を迎え入れるには誰かを放出する必要がありました。

今回の球団の判断は、後半戦を戦う中日にとってプラスに働くと同時に、ある選手への期待を感じます。


不測の事態に対応できる補強

中日にとってプラスに働く理由、それはビシエド選手の残留です。

中田翔選手が加わり、今季はここまで15試合の出場にとどまっていますが、2軍では打率.306と好調です。

立浪和義監督のこれまでの起用法を考えれば、後半戦も中田選手を中心に起用することが予想されます。

ただ、前半戦も2度出場選手登録を抹消されているように、コンディション面の不安が付きまといます。

獲得時から想定しなければいけないことでしたが、仮に今季絶望となる故障に見舞われれば、一塁のポジションが空きます。

石川昂弥選手も楽しみですが、過去の故障を考えると、アクシデントに対応できる選手が必要になります。

あらゆる不測の事態に直面した時、チームを救ってくれるのがビシエド選手です。

ビシエド選手が今季終了までチームに在籍してくれることは、大きな補強といえます。

柳投手に対する期待

今回の一件で、柳裕也投手に対する球団の期待の高さが伝わってきます。

柳投手は今季、自身初となる開幕投手を務めましたが、交流戦後に出場選手登録を抹消されました。

11試合に登板し、4勝4敗、防御率3.41と成績は悪くありませんが、抹消される前は4試合連続で6回を投げきることができていませんでした。

2軍では3試合に先発し、3勝負けなし、防御率1.86とさすがの成績を残していますが、直球の球速が140キロに到達しないことが多く、状態が心配されます。

先発陣を強化するために松木平投手を支配下登録しましたが、13日に涌井秀章投手が故障。戦線離脱しています。

トレードで先発投手を獲得することもできる中、球団はそれを行いませんでした。開幕投手を務めた柳投手への期待が込められています。

例年以上に選手層は厚い

立浪監督にとって勝負の3年目。現有戦力で上位進出を目指すことが決まりました。

厳しい戦いが予想されますが、例年以上に選手層は厚くなっています。前半戦最後のカードとなった巨人戦では、試合終盤に反撃しました。

カード勝ち越しすることができず、首位・巨人の強さを見せつけられましたが、手も足も出ない状態ではありませんでした。

今回の球団の判断を正しくするためにも、ビシエド選手と柳投手の活躍に注目が集まります。

【参考サイト】


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