急成長中!来年から目が離せない早大・鹿田泰生投手【ドラフト候補】
3年生となる来年が非常に楽しみな投手がいます。早稲田大・鹿田泰生投手です。
2年生となった今年、春のリーグ戦でデビュー。速球派右腕として、後々プロの世界へ飛び込む可能性が十分あります。
高い素質を持つ速球派
初めて鹿田投手を生で見たのは5月の早慶戦。4点ビハインドの7回に登板すると149㌔を連発し、あっという間に3者凡退に仕留めました。それまで4㌄連続で得点を挙げていた慶応打線を完璧に封じ、流れを変えてもおかしくない投球を見せました。
自慢の直球でグイグイと押し込み、やや荒さを残すところも非常に魅力的。速球派右腕として、これ以上にない素質の高さを魅せていました。
先発も経験
秋のリーグ戦では5試合に登板。リーグ戦終盤には、2試合先発を経験しました。初先発となった10月の立教大戦では、直球の球威は申し分ないものの、制球に苦しみ、投球テンポを見失ってしまったように見えました。
秋の早慶戦では、先発として4㌄を投げて2失点。試合を懸命に作りましたが、四死球を5つ与え、球数も89球を要する苦しい投球となりました。
チーム事情など詳しいことは分かりませんが、先発も経験させることで、投球の幅を広げようとしたのではないかと感じます。
新たな役割に挑戦し、さらに進化した姿を見せようとした鹿田投手。冬を越え、どこまで成長するのか楽しみです。
増井投手のようになれる
早くから役割を固定することは良くないかもしれませんが、今の鹿田投手を見ると、リリーフ適性があると考えます。
時に荒く、打者を力でねじ伏せる投球スタイルは、短い㌄でこそ発揮できると感じるからです。
将来的には、日本ハムとオリックスで活躍した増井浩俊投手のような活躍を見せる可能性があります。
先発で新たな良さが生まれるのか、リリーフで良さを伸ばすのか。いずれにしても、鹿田投手の投球に注目です。
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