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【中日ドラゴンズ】村上投手を褒めるしかありません! ~4/22阪神戦~
12日、巨人打線に対して7回完全投球、その後降板して話題になっていた阪神・村上頌樹投手との対戦。
智弁学園高時代、春の甲子園で優勝に輝いた右腕が、大学を経て、プロ3年目で覚醒し始めています。
そんな村上投手に対し、竜打線がどのような打撃を魅せるのか注目されましたが、得点することができず。
試合は0対2で敗れ、連勝とはなりませんでした。
福永選手を5番起用!
前日、スタメンから外れていた福永裕基選手を5番で起用してきた立浪監督。溝脇隼人選手が攻守ともに活躍していましたが、2戦連続でスタメン起用することはありませんでした。
そして、7番には今季初スタメンとなる加藤匠馬捕手を起用。これは、木下拓哉捕手の休養による起用だと考えられます。
1番から3番が左打者、4番から7番が右打者と少し偏った打線。この起用が吉と出るのか凶と出るのか、この試合のポイントとなりました。
多少の傾向も見えた
ただ、この日も村上投手が好調。147㌔ほどの直球に加え、130㌔中盤のツーシーム、カットボール、フォークをスイスイ投げ分けられ、走者を出すことさえ容易ではありませんでした。
初安打が生まれたのは5回。1死から福永選手が中前打を放ちましたが、チャンスを拡大することができず。犠打やエンドランといった作戦を実行する場面でもなく、村上投手に上手く抑えられました。
右打者に対しては変化球をあまり投げず、左打者にはカットボールを多投。ここが村上投手攻略に繋がると思いましたが、相手が上回りました。
厄介だったスローカーブ
また、厄介だったのがスローカーブ。アルモンテ選手、細川成也選手、代打のブライト健太選手といった長距離砲に対して投じていました。
いずれも浅いカウントから投じ、打者のタイミングを完全に狂わせた村上投手。このスローカーブが邪魔をして、苦戦しているなという印象を持ちました。
高校時代から変わらず制球が良く、村上投手の持ち味を十分発揮させてしまったドラゴンズ。ただ、初対戦で打ち崩すのは難しく、致し方ない敗戦かなとも感じます。
中距離砲の右打者がカギに?
2巡目となった4回以降、積極的にファーストストライクを打ちにいったドラゴンズ。それにより球数を投じさせることができず、苦しい展開となりました。
試合全体で投じさせた球数は105球。次回以降の対戦では、新たな策を試す必要があるでしょう。
右打者より、左打者の方が動く球に苦戦した印象があり、次回の対戦があれば、右打者を並べても良いかもしれません。
ただ、長距離砲に対してはスローカーブがあるため、長距離砲ばかり並べても厳しいでしょう。この日2安打した福永選手、途中出場のカリステ選手のようなタイプの打者が、カギになってくると考えています。
皆様はどのように考えますでしょうか。
【参考サイト】