【中日】尾田剛樹選手・ブライト健太選手に収穫 来季に繋がる9回裏のプレーとは ~8/17~
◇8月17日 中日5-5阪神(バンテリン)
3-5で迎えた9回裏。中日は途中出場の選手が個性を出し、理想的な攻撃をみせました。
代走の尾田剛樹選手に、代打で起用されたブライト健太選手と福永裕基選手。
敗戦も考えられた中での同点劇に、来季へ繋がる材料が2つ詰まっていました。
代走の切り札
1つ目は、尾田選手の好走です。
1死一、二塁のチャンスで一走・石川昂弥選手に代わって出場。試合が進んで2死満塁となり、尾田選手が二走となった場面でした。
代打・福永選手が三遊間へ内野安打を放ち、阪神の遊撃手・木浪聖也選手が白球を掴んだ時にはホームに走っていました。
木浪選手がスライディングキャッチで打球を止め、体勢が崩れていることを見逃さなかった走塁。
相手の隙を突き、1本の安打で同点に追いつく理想的なプレー。代走の役割を120%果たした場面でした。
現在、チームに不在の代走の切り札となるため、大きな一歩を踏み出しました。
価値ある四球
2つ目は、ブライト選手が四球を選んだことです。
2死一、二塁とチャンスの場面で登場。燃え上がる状況で、冷静に四球を選んで後続に繋げた価値ある打席でした。
この日は審判のストライク判定が厳しく、際どいコースがボールになる機会が多かったとはいえ、カウント3-1から内角への直球を見事に見送りました。
ブライト選手の繋ぎがなければ、福永選手の同点打は生まれていませんでした。
打率は上昇も下降もしませんが、価値あるプレーをみせました。
来季が楽しみに
2試合連続でスタメンから外れていた福永選手もさすがのプレーをみせ、理想的な攻撃をみせた立浪竜。
サヨナラ勝ちとはなりませんでしたが、敗戦が視野に入った試合を引き分けに持ち込み、来季も楽しみになる試合でした。
メヒア投手が3回途中で降板し、連日リリーフ陣がフル稼働したカード。
心配要素も残りますが、途中出場の選手が躍動した価値ある試合でした。
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