【中日ドラゴンズ】根尾投手の注目ポイントはお預けに 有効だったカーブの使い道 〜17日DeNA戦〜
17日、DeNAとの練習試合で先発した根尾昂投手。
注目は、走者を置いた中での投球。
10日のケース打撃では、直球しか投じなかったとはいえ、高めに浮いた球を打たれ続け、打者5人との対戦で1つしかアウトを奪えませんでした。
8日のシート打撃でも、2死一塁と走者を置いた場面で、鵜飼航丞選手にフェンス手前まで打球を運ばれました。
ただ、この日は走者を出さない完璧な投球で注目ポイントはお預けに。
今回は、カーブを効果的に使った投球内容を振り返ります。
主力いないがアピールに成功
3回を球数29球、パーフェクト投球で抑えた根尾投手。
直球を軸に、緩いカーブ、スライダー、フォークでちょこちょこと球を動かしました。
DeNA打線は若い選手が多く、スタメン9人のうち新人2人を含め、6人が1軍経験100試合未満の選手。
牧秀悟選手、宮﨑敏郎選手、佐野恵太選手ら主力がいない打線ではありましたが、文句のつけようがない投球でアピールに成功しました。
意図が伝わってきた魔球
2回は制球を乱しかけましたが、どの球でもカウントを整えることができ、根尾投手の良さが発揮された投球でした。
球速が遅いカーブが特に印象的で、右打者に対してだけ3球を投じました。
初球が2球、3球目が1球と、浅いカウントでカウントを整えたいという意図が伝わってきました。
球速表示がなく、ハッキリとしたことは言えませんが、球速差を生かした魔球として有効な球となりそうです。
注目ポイントが次々と
冒頭でも触れた通り、できれば走者を背負った投球が見たいところでしたが、次回以降のポイントとして持ち越しになりました。
この日のように走者を出さないことが1番ですが、走者を背負った時の投球、緩いカーブは投じるのかという注目ポイントが次々に湧いてきます。
アピールに成功した根尾投手。
次回登板では、走者を背負った時の投球内容に注目です。
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