【中日ドラゴンズ】シート打撃で目立った2選手とは 打席内容が◎
6日、7日とシート打撃を行った中日ドラゴンズ。
実戦に近い形で、誰が対応力や個性を発揮するか注目していました。
投手は、7日に登板した橋本侑樹投手、勝野昌慶投手、藤嶋健人投手が無安打無失点投球。
リリーフとして期待できる3投手が好投したことは、中日にとって好材料です。今季もチームの強みとなります。
気になるのは打者陣。フリー打撃では各打者が気持ちよく打っていましたが、実戦形式で個性を発揮した選手はいたのか。
今回は、打席内容が特に良かった2選手を紹介します。
ミート力がアップ
1人目は、細川成也選手です。
昨季、あらゆる成績でキャリアハイを更新し、チームトップの24本塁打を放ちました。
今季は他球団のマークが厳しくなる中で、真価が問われる1年となります。
計3打席に立ち、右飛、三振、中飛といずれも凡退に終わりましたが、昨季よりミート力がアップしています。
豪快な打撃が売りだった昨季から、大人の風格を感じる打撃に変化。パワーを一点に集中し、打率が残せる打撃になっていました。
打撃が小さくなっていないことも大きなポイントです。力強さを消すことなく、ミート力を上げた細川選手の打席内容は満点に近いです。
このままいけば、2割7分から8分の打率が残せそうです。
課題克服する二塁打
2人目は、鵜飼航丞選手です。
プロ3年目を迎える鵜飼選手の課題は確実性。自慢のパワーはチームトップクラス級なだけに、課題は明白です。
鵜飼選手は計2打席で、中堅手の頭を越す二塁打、中飛とまずまずの結果を残しています。
注目すべきは、育成・松木平優太投手から二塁打を放った打席です。
1ボールからの2球目。真ん中付近の甘い直球だったとはいえ、ミスショットすることなく、鵜飼選手らしい大きな打球を飛ばしました。
甘い球をミスショットしてファールにしたり、初球から難しい球に手を出したりと、1軍に定着できない要因がここにあると考えています。
たった1打席ですが、ミスショットすることなく、打撃が小さくなることもなく二塁打を放ったことは価値があります。
外野のレギュラー争いは厳しいですが、立浪監督の眼にも留まったはずです。
昨季の経験生かす選手たち
阪神・近本光司選手のような打撃フォームで挑む三好大倫選手、ブライト健太選手も6日に長打を放ち、アピールに成功しています。
得点力不足が原因で下位に沈む中日。
中田翔選手ら新加入の選手に注目が集まりますが、昨季の経験を生かし、確実にレベルアップしている選手もいます。
結果だけでなく、打席内容を考えると、細川選手、鵜飼選手は特に良い内容でした。
【参考サイト】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?