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春の甲子園で光った投手たち② 【校区野球・ドラフト】

前回の「春の甲子園で光った投手たち」に続き、今回は後編です。後編の今回も3名の投手を紹介します。

前回の投稿も是非、ご覧ください。


④升田早人投手 (光) 右投・右打

初戦の彦根総合戦で完封勝利。球数は99球で、通称マダックスを達成したことから、話題となりました。

山梨学院との対戦では、中盤から終盤にかけて失点。7㌄と3分の2を投げて7失点と崩れましたが、素質の高さをみせました。

球速は130㌔中盤で、時おり140㌔を計測。腕の振りがしなやかで、キレ味鋭い球を次々に投じていました。

広島の野村祐輔投手と同じタイプだと感じています。芸術品のような美しさのある投球は、升田投手の強みだと言えます。プロのスカウトも放っておかないでしょう。

⑤高橋煌稀投手 (仙台育英) 右投・右打

昨夏の甲子園優勝に大きく貢献した高橋投手。エースナンバーを背負い、甲子園のマウンドに帰ってきました。

今大会では2試合に登板。いずれもロングリリーフで、試合中盤を安定させました。10㌄と3分の2を投げて1失点。エースの役割を十分に果たしました。

仙台育英には湯田統真投手、仁田陽翔投手とハイレベルな投手がいますが、安定感という面では高橋投手が1番です。

先発、リリーフどちらでも活躍する可能性を秘めた高橋投手。今夏は、夏の甲子園連覇を目指します。

⑥山北一颯投手 (東邦) 右投・右打

189㌢という長身から投げ下ろす球は、山北投手が持つ最大の持ち味。投球フォームが安定した時、大きく飛躍する可能性を秘めています。

2回戦の高松商戦では先発し、6㌄を1失点。奪った三振は1個で、打たせて取る投球が武器だと感じました。

恵まれた体から、大きな伸びしろを感じる山北投手。体が出来上がれば、オリックスの山﨑颯一郎投手のようなタイプの投手になると考えています。

東邦にはエース・宮國凌空投手もいますが、山北投手も好投手です。将来性を見込み、指名する球団も現れるかもしれません。

2年生の高尾投手・今朝丸投手も魅力

今回は3年生投手だけをピックアップしましたが、2年生にも楽しみな投手がいました。準決勝で145㌔を記録した広陵のエース・高尾響投手や、決勝戦でも登板した報徳学園・今朝丸裕喜投手は、個性が発揮されていて面白い投手だと感じました。

まだ春の段階ですが、楽しみな投手が多い今季。春の甲子園を経験し、さらに成長した姿を見せるのか。それとも、新たなスター候補生が誕生するのか。

それぞれの進路希望はあると思いますが、早くもドラフト会議が待ちきれません。

【参考サイト】


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