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【プロ野球】巨人・石田隼都投手、代木大和投手が自由契約 トミー・ジョン多発時代にダイヤの原石を輝かせる方法とは ~9/30~

巨人の石田隼都投手、代木大和投手が自由契約となったと報道がありました。

両投手ともトミー・ジョン手術を受けており、育成契約の可能性は残されています。しかし、かつて甲子園を沸かせた選手の現状は、ダイヤの原石を磨く難しさを表しています。


ドラフト成功例として期待も・・・

2021年のドラフト会議。巨人は先日胴上げ投手になった大勢投手を1位指名し、下位に甲子園を沸かせた選手達を指名しました。

4位で石田投手(東海大相模)、6位で代木投手(明徳義塾)、7位で花田侑樹投手(広島新庄)と、名門校のエースを3名も獲得。

石田投手は春の甲子園で優勝を果たし、代木投手と花田投手は打撃も魅力な選手。

全員とはいかなくても、1人でも活躍すればドラフトの成功例として語り継がれると信じて疑いませんでした。

しかし、現実は甘くありませんでした。

トミー・ジョン手術多発時代

プロ3年目のシーズンを終え、1軍の舞台を経験しているのは代木投手のみ。昨季、プロ初登板を含む13試合に登板し、今季の飛躍が最も期待されていました。

それが石田投手と同シーズンにトミー・ジョン手術を受け、花田投手にいたっては育成契約。

今季、中日の草加勝投手、阪神の下村海翔投手、ヤクルトの西舘昂汰投手がトミー・ジョン手術を受け、大卒ドラフト1位右腕が苦しみました。

トミー・ジョン手術多発時代とも呼べるプロ野球。

将来性は豊かですが、故障による長期離脱、育成再契約のリスクも頭に入れて、ドラフト戦略を練る必要がより強くなっています。

現時点の有効策

現時点で、有効な解決策は見当たりません。

草加投手にいたっては、キャンプでブルペン入りすることなく故障しており、首脳陣の責任ではありません。

中日・高橋宏斗投手のように、プロ2年目のシーズンから思い描いた階段を歩む選手もいますが、輝かしい才能を咲かせることなく球界を去る選手もいます。

トミー・ジョン手術を経てパワーアップして戻ってこれば、まだ光は差します。しかし、1軍経験のほとんどない選手に、どこまで期待していいかは分かりません。

大きいダイヤほど磨くまでに時間がかかる。そう信じて待つしかないようです。

【参考サイト】



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