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【中日】根尾昂投手に代打・龍空選手の意図 立浪監督の試験にクリアか ~8/4~
◇8月4日 広島6-4中日(マツダ)
1-6で迎えた4回表、1死満塁。中日は先発の根尾昂投手に代打・龍空選手を起用しました。
根尾投手はここまで、3イニング6失点。球数は54球と驚く数字ではありませんが、立浪和義監督は代打を送りました。
その後、龍空選手は遊撃の守備に入り、3打数2安打2打点の活躍。1軍生き残りの試験にクリアしたとみられます。
立浪監督の意図
まだ4回とはいえ、逆転するには厳しい点差。同一カード3連敗がチラつく中、立浪監督は根尾投手を交代させました。
限りなくリリーフ陣の誰かがイニングまたぎを行う必要が生まれた状況で、立浪監督の采配から龍空選手を試したいという意図が伝わってきました。
勝ちパターンの投手を温存させることを考えると、前日(3日)登板した橋本侑樹投手、祖父江大輔投手の連投が現実味を帯びます。それも、イニングまたぎの可能性がありました。
根尾投手の球数、第1打席に見事な適時二塁打を放った打撃を考えると、続投という選択肢も考えられます。
しかし、立浪監督は4回裏から村松開人選手をベンチに下げ、龍空選手をグラウンドに残しました。
石川昂選手・石垣選手のアピール
村松選手は故障明け。試合展開を考えての休養という可能性もありますが、龍空選手にとって大きなチャンスが訪れました。
龍空選手は今カード、主に代走での出場。打席に立つことなく、打率は.156のままでした。
一方、同期間の2軍では、石川昂弥選手が本塁打を放ち、石垣雅海選手が猛打賞を記録するなど、内野手のアピールが目立っていました。
中日の課題を考えると、打撃で期待できる選手が1軍昇格する可能性は十分あります。
その中で、立浪監督は龍空選手を試したと考えられます。
二遊間の選手層
龍空選手は見事に結果を残したことで、1軍生き残りの試験にクリアしたとみられます。
村松選手が1軍に復帰し、二塁も田中幹也選手や板山祐太郎選手の台頭で出場機会は減っていますが、まだ21歳と若く期待できます。
龍空選手が活躍することで、二遊間の選手層が厚くなり、数年先まで楽しみな布陣が出来上がります。
同一カード3連敗という厳しい結果に終わりましたが、龍空選手のこれからが楽しみです。
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