【中日】ブライト健太選手がみせた価値あるファールとは 未来へ繋がる布陣に一筋の光 ~9/5~
◇9月5日 阪神2-1中日(甲子園)
1打席で結果を残し、未来への種まきも進めました。
中日・ブライト健太選手は1-2で迎えた6回表、1死二塁のチャンスで代打として出場。
阪神左腕・桐敷拓馬投手との7球に及んだ対決に、明るい光が詰まっていました。
右安を生んだファール
直球2球であっさりと追い込まれた後、ブライト選手の価値を上げるプレーがありました。
フォークに食らいつき、外角直球を見逃した後の5球目。内角に投じられた148キロの直球を、見事にファールで凌ぎました。
カウントは1-2。桐敷投手がブライト選手を仕留めにきた球は、見逃せばストライク。ブライト選手の真価が問われる1球で、価値あるファールを放ちました。
結果、7球目の直球を右安としましたが、5球目のファールがあったからこそ生まれた一打でした。
未来への種まき
ブライト選手が内容の濃い打席をみせたからか、そのまま左翼で出場。未来への種まきを進めました。
中日の外野陣は細川成也選手、岡林勇希選手、カリステ選手とレギュラーが固まり、ブライト選手の出場機会は限られてきます。
そんな中、1-2と接戦の状況でカリステ選手を左翼から一塁に、福永裕基選手を一塁から三塁に移し、ブライト選手の出場機会を確保。
カリステ選手の去就は分かりませんが、春季キャンプの練習試合やオープン戦でも十分試せる布陣を実現させました。
来季に向けた光
ブライト選手がレギュラーを獲得するには、さらなるレベルアップが必要です。
ただ、今季は少ない出場機会の中でプロ初本塁打を放ち、内容の濃い打席を続けています。
1点を追う8回表、2死二塁のチャンスでは実績十分の岩崎優投手の前に空三振。全てが上手くいったわけではありませんが、来季に向けて楽しみなプレーをみせています。
今季、チームは甲子園で1度も勝てないという厳しい現実を突きつけられました。その中で、途中出場のブライト選手がみせた個性は明るい光となりました。
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