【中日】涌井秀章投手が敗れ、巨人・山﨑伊織投手が勝った理由とは 勝負を分けた差 ~5/7~
◇5月7日 巨人2-0中日(バンテリン)
5月1日、まさかの1回持たず、9失点で降板した涌井秀章投手。
中5日で先発したこの日は、序盤から内角を上手く使い、6回までスコアボードに「0」を並べました。
しかし、7回表に門脇誠選手に適時打、丸佳浩選手に押し出し四球を与えて2失点。0-0の均衡が破れ、敗戦投手になりました。
一方、涌井投手と投手戦を演じた巨人先発・山﨑伊織投手は、完封勝ちで3勝目を手にしました。
ともに好投した試合で、勝敗を分けたのは四球の差でした。
7回だけで3つ
この日、山﨑投手が与えた四球は1つ、涌井投手は5つ。
山﨑投手は初回、先頭の大島洋平選手に与えたもの。一方、涌井投手が与えた四球は全て5回以降に生まれたものでした。
巨人が先制した7回表の攻撃も、先頭の岡本和真選手に四球を与えたところから始まりました。
結果、7回だけで3つの四球を与えた涌井投手。
1死二、三塁で岸田行倫捕手を迎えた場面でも四球を与えましたが、一塁が空いていること、内角へ正確に投げていたことから、責められる四球ではありませんでした。
全ての四球がもったいなかったわけではありませんでしたが、山﨑投手との差は四球の数にありました。
暗い話題だけではない
打線が少ないチャンスを活かせず、涌井投手に2敗目がつきましたが、暗い話題だけではありません。
もし、涌井投手がこの日も打ち込まれていれば、先発ローテーションを再編しなければいけないところでした。
実績があり、大きな心配は不要ですが、まさかの事態が2度も続けば不安が襲ってきます。
7回途中2失点。四球は多かったですが、リリーフ陣を大量につぎ込む事態にならなかったことは、長いシーズンを見据えるとプラス材料です。
勝利の女神が・・・
涌井投手、山﨑投手が作り上げた投手戦。
勝敗を分けたのは、四球の差だと考えています。
打線が沈黙したことも影響していますが、試合を決定づける2失点に繋がった四球。
勝利の女神が微笑まなかったことも、納得できます。
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