【中日】福永裕基選手を活かすために 立浪監督の意図も伝わる中で最下位転落 ~7/28~
◇7月28日 阪神4-3中日(甲子園)
後半戦は同一カード3連敗、最下位転落という苦しいスタートになりました。
この日は大島洋平選手、後藤駿太選手、板山祐太郎選手をスタメンで起用し、4番を務めていた中田翔選手がベンチスタート。
阪神の先発右腕・西勇輝投手対策なのか、スタメン野手8人中5人が左打者でした。
一方、気になったのが福永裕基選手がスタメンから外れたこと。連敗を止めるプランはみえましたが、厳しい現実が待っていました。
1番で固定できる状況
福永選手は今カード、1番で出場。三塁、左翼と守備位置は変えながらも、2試合の打率は.333。後半戦も順調なスタートを切りました。
前半戦は4番を任された時期もありましたが、中田選手が復帰したことで、1番で固定して起用できる状態。
守備での役割を確立する必要はありますが、故障や体調不良がない限り、シーズン終了までレギュラーとして活躍することが期待されました。
しかし、この日はスタメン落ち。アクシデント発生という悪夢がよぎりましたが、8回に代打で登場。
結果は空三振でしたが、元気な姿をみせました。
立浪監督の意図は伝わるが・・・
スタメンを見て、立浪監督の意図は伝わってきました。
西勇投手対策で左打者を積極的に起用する策は、結果的に上手くいきませんでしたが攻めの姿勢をみせました。
一方で、福永選手はカリステ選手や細川成也選手同様、相手投手が誰であってもスタメンで起用される力と成績を残しています。
規定打席に到達していないとはいえ、打率.280、チームトップタイの5盗塁、同2位となる四球を選んでいます。
積極策をみせた中で、この日は上手くハマりませんでした。
首脳陣の判断
三塁を守る高橋周平選手が打率.285と好調で、福永選手の外野守備はこれからの段階。昨季は主に二塁を守りましたが、田中幹也選手や板山選手の台頭で今季は起用なし。
福永選手を悩ませるのは守備位置だけのはずですが、首脳陣からみるとカリステ選手、細川選手のレベルへはもう少しという判断でしょうか。
現在、セ・リーグ首位の巨人は1番に丸佳浩選手を起用し、見事にハマっています。
福永選手も同じような活躍が見込めるだけに、1日も早いスタメン復帰が待たれます。
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