【中日】加藤翔平選手が引退 上林誠知選手が最も影響を受けるワケ&ドラフトに与える影響は? ~9/18~
中日・加藤翔平選手が現役引退すると報道がありました。
試合終盤に個性を発揮し、両打ちという貴重な武器も持っていましたが、今季は1軍出場がありませんでした。
加藤翔選手の引退により、来季の外野手構想が少し変化しました。
頭一つ抜けている
最も影響を受けるのが、上林誠知選手。
加藤翔選手が担った守備固め、代走、代打といった様々な役割を、1人で担えることができるのが上林選手です。
移籍1年目の今季は46試合に出場して打率.191と苦しんでいますが、同じタイプの三好大倫選手、尾田剛樹選手らと比べると頭一つ抜けています。
ただ、無条件で1軍の椅子を与えられるわけではなく、後藤駿太選手を上回る必要があります。
尾田剛樹選手も奮闘するが・・・
それでも、加藤翔選手が引退することにより、後藤選手に不測の事態が発生した時の、心強い選手として上林選手の力が必要になります。
今季、立浪和義監督はルーキーの尾田選手を積極的に起用しましたが、監督交代が起きれば立場が変わる可能性を秘めています。
尾田選手はルーキーとはいえ、勝敗を変えかねない危ういプレーを連発し、まだまだ成長途上であることが分かりました。
将来性は豊かですが、後藤選手が持つ安定感と安心感に近づくには、時間がかかります。
後藤選手と競い、万が一の事態に対応できる選手は、加藤翔選手の引退によって上林選手しかいません。
ドラフト戦略への影響は
ドラフトの戦略には、大きな影響を及ぼさないと考えられます。
今年の最重要課題は先発投手。
右腕なら中村優斗投手(愛工大)、左腕なら金丸夢斗投手(関大)を軸に指名することが予想され、真っ先に外野手を指名することは非現実的です。
加藤翔選手は今季こそ出番に恵まれませんでしたが、来季の巻き返しが楽しみな選手の1人でした。
1人で何役も担った加藤翔選手の引退。大砲や盗塁王が抜けるよりインパクトはありませんが、無視できない問題です。
来季、外野を静かに支えるのは、若竜ではなく後藤選手と上林選手です。
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