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【中日】砂田毅樹投手の引退がキッカケに? 橋本侑樹投手のチーム救う先発転向案はドラフト次第か ~9/24~
中日・砂田毅樹投手が、今季限りで引退することを発表しました。
2022年オフ、京田陽太選手とのトレードでDeNAからやって来た左腕は、今季1軍登板なし。
齋藤綱記投手の安定感、橋本侑樹投手の台頭に阻まれ、福敬登投手もスタンバイしている状態。手薄だったリリーフ左腕が充実し、砂田投手の出番は失われました。
砂田投手の引退で、影響を受けるのが橋本投手。チーム事情も重なり、来季の起用法が不透明となっています。
先発陣に不安
橋本投手は今季、自己最多を大きく更新する44試合に登板。防御率1.82と抜群の成績を残し、今季終了を待つまでもなく飛躍を遂げたシーズンとなりました。
本来であれば、来季もリリーフとして構想に入り、齋藤投手とともにブルペン陣に厚みを生みだすことが期待されますが、チーム事情がそうはさせてくれません。
今季、チームの先発陣は苦しい状況が続きました。高橋宏斗投手こそ12勝を挙げていますが、開幕投手を務めた柳裕也投手が不調。涌井秀章投手は故障で離脱し、梅津晃大投手、根尾昂投手は殻を破れませんでした。
チーム最多の23試合に先発した小笠原慎之介投手は5勝11敗と大きく負け越し、大野雄大投手も2勝6敗、防御率4.87と苦しみました。
プロ12年目コンビの松葉貴大投手、福谷浩司投手に助けられたものの、来季に向けて不安材料を残しました。
小笠原投手がメジャー挑戦の可能性
さらに、今オフは小笠原投手がメジャーに挑戦する可能性があり、苦しい状況に追い打ちをかけます。
そんな先発陣を救う1つの案として、橋本投手、もしくは勝野昌慶投手の先発転向が考えられました。
リリーフもR・マルティネス投手が流出する可能性はありますが、清水達也投手、松山晋也投手など強力なメンバーは残ります。
特に、橋本投手は同じ左腕の小笠原投手が抜ける可能性があるという意味でも、先発転向の選択肢はあると考えられました。
若手いるもドラフトで即戦力獲得
しかし、砂田投手が引退することで、超緊急事態に備えることができなくなりました。
仮に齋藤投手がここ2年の勤続疲労による離脱、福投手のコンディションが整わないという事態が発生すれば、ガクッと戦力が落ちます。
プロ入り3年間1軍登板のない石森大誠投手、プロ通算4試合登板の福島章太投手、現在育成の近藤廉投手と左腕はいますが、今季の橋本投手のような役割をいきなり任せることは酷です。
橋本投手を先発転向させるには、10月のドラフト会議で金丸夢斗投手(関西大)や伊原陵人投手(NTT西日本)といった、起用法問わず即戦力として期待できる左腕の獲得が必要です。
先発の状態分かる?
小笠原投手が残留し、ドラフト4位ルーキー・福田幸之介投手(履正社高)が1軍で投げられるメドが立てば、橋本投手はリリーフに落ち着くでしょう。
主力の去就、新監督も決まらない中、砂田投手の引退によって起用法がさらに不透明となった橋本投手。
戦力として1軍に欠かせないことは揺るぎませんが、チーム事情に左右される気の毒な立場にいます。
先発か、リリーフか。来季、橋本投手が務めている役割によって、先発陣の状態が分かりそうです。
【参考サイト】