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アルザス地方のアドベント菓子シュトーレン⭐︎混ぜるだけ!簡単レシピ付

街でシュトーレンを見かけるようになるとさあクリスマスの準備!
お菓子屋さんもレストランも忙しくなってきますね!

・・・シュトーレン・・・
シュトーレンは洋酒に漬けたドライフルーツやナッツ、
そしてバターを使って焼き上げた
パンのような質感を持つ焼き菓子。
待降節の前に食べる伝統的なドイツのアドベント菓子です。
シュトーレンの歴史は古く遡ること中世。
断食の頃でも唯一食べる事を許されたのがシュトーレンの元祖だそうです。
でもその頃は今のような決してリッチなものではありませんでした。
15世紀になりこのシュトーレンにバターの使用が許された
ドレスデンが発祥とされています。
フランスではクリスストレン(Christstollen)とも呼ばれ、
アルザス地方で伝統的に食べられています。

・・・アルザス地方・・・
フランス北東部。ライン川を挟んだドイツとの国境地域。
ドイツに隣接する鉱物資源に恵まれたこの地は
古くからフランスとドイツとの間で領有権をめぐった地です。
フランスになったり、ドイツになったりを繰り返すこの地は
ドイツ文化の影響を多く残しています。
かわいい木組の家々、極上のワイン、
郷土料理、そしてシュトーレンがたくさん並ぶ!
アルザスのクリスマスマーケットは圧巻です。

ドイツとの国境を接するので街並みや看板、標識などもドイツの雰囲気が見えます。

・・・キリストを抱いたおくるみ・・・
ドイツ語で「Stollen」坑道や地下道という意味。
その昔、シュトーレンには決まった形はなかったのですが、
「キリストを抱いたおくるみをイメージする」という意識が
だんだんと定着して粉糖で覆う楕円型になっていったようです。

・・・自宅で是非楽しんでくださいね・・・
4週間前から食卓で少しずつ切って楽しむ
アドベント菓子「シュトーレン」の簡単レシピは混ぜるだけ!
ご家族で是非楽しんでくださいね!

・・・シュトーレンレシピ・・・

材料を混ぜるだけの簡単レシピ★ご自宅でも是非試してみてくださいね!


材料
・強力粉100g
・薄力粉50g
・バター50g
・卵黄1個
・アーモンドプードル(パウダー)60g
・砂糖40g
・牛乳90CC
・ドライイースト3〜4g
・ナッツ類40g〜50g
・お好きなドライフルーツ50g〜80g
※セミドライが望ましい
(私はドライイチジク40gとクランベリー40gを使用)
・洋酒適量
(画像はラム酒を使用。カシスも試したけどラム酒が◎
お酒が苦手な方はサッとお水に潜らせて)
・仕上げ用のバター
(画像は60gを使用)
・仕上げ用の粉糖

作り方

材料を全て測って準備しておくのが◎後は混ぜるだけ!


①ドライフルーツを洋酒に漬け込ませる
※洋酒はラム酒やカシスなど。ドライフルーツが浸る量で

ラム酒を使用。お酒が苦手な方はサッとお水に潜らせて


②強力粉と薄力粉を混ぜ合わせる

③②の中にドライイースト、牛乳、卵黄、アーモンドプードル、
バター、砂糖を入れて混ぜこねる。
※たくさん捏ねるとドイツのパンのような仕上がりに
合わせるだけだとフランスの焼き菓子のような仕上がりになります。

④レンジの発酵機能、又はボウルに生地を入れて
ラップをして温かい場所に置いて生地を発酵させる

丸く整形してボウルに入れて上からラップ。温かいところでの自然発酵も可


※30分程度
※この間にオーブンを180℃の予熱で温めておく

⑤④に洋酒を切ったドライフルーツとナッツを
入れまぜ再びこねる

洋酒に漬け込んでおいたドライフルーツは水気を切ってまぜてください


⑥おくるみの形に整えてオーブンに入れて25分程度焼く

打ち粉を少し振って生地を平らにのばす
おくるみの形に生地を折って


180℃のオーブンで25分程度


⑦オーブンから出して熱いうちに溶かしバターを
表面に塗って粉糖をかける
※バターも粉糖もたっぷりと

焼き上がった生地をバットに移し溶かしバターを上から豪快にかけてみました!
その後隙間にも塗っていきます。バターはたっぷり使用すると熟成上手に仕上がります。
★番外アレンジ★スタッフの意見を聞いて粉糖を振る前にシナモンシュガーをなじませて
チャレンジした2回目
表面にたっぷりと粉糖をふって出来上がり!ラップに包んで冷蔵庫へ


2日間くらい寝かせたら少しずつ切って楽しんでくださいね!


出来上がり⭐︎
ラップなどに包んで冷蔵庫で2〜3日熟成させたら食べ頃◎

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