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̶Y̶A̶S̶U̶ ̶M̶U̶T̶O̶
2023年3月10日 02:22
朝の占いが当たった試しはない。 自営業を営む両親の仕事が終わるのを待ちながら、一人空想に空想を重ね味気ない現実に色味をつけ風船のように膨らませながら幼少期は平穏で細やかながら温かい家庭で育ったと思う。帰りが遅い日は机に夕食が置いてあって小さなテントのようなものが載せてあったのが懐かしい。俺は一人っ子だったけれど、家のすぐ近くに両親のお店はあったし、近所の商店の人達はみんな顔見知りだったか