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代表的日本人

昨日は那珂市でキャンプ場を建設中のおじさんと知り合いました。


「身体を鍛えたいので、借りられる森はありますか?」
と近所の不動産屋さんに相談すると、紹介してくれた。


「休みの日にキャンプ場作りを手伝ってくれれば
置いてある丸太は勝手に使っていいよ」とのこと。

まずはバーベルとダンベルを作ってみたい。



なにより不動産屋さんの顔が広くて驚いた。
畑もこの方が見つけてくれたし、本当にありがたい。

次はこの方を通してアパートを借りたい。


仕事について考えた。

養老さんが、
「仕事とは社会の穴を埋めること」と仰っていた。

西洋的な考えだと、
「自分がこういうビジネスがやりたい」となる。


そうではなく、
まずあるのは社会。


そこに空いている穴を見つけ、または求められて
それを埋める。

社会という道を通りやすくする。


長い目で見て、求められていないことはビジネスでも続かない。


東洋と西洋の考え方、どちらがいいかという話ではなく
現代の日本社会だは西洋的な考えが強すぎる。

もう少しバランスを取ったらどうだということ。


これは個人と社会のとらえ方にも表れている。


伝統的な日本は、
まず社会(世間)があり、その中に自分がいる。
広い意味では自然があり、その中に人間がいる。


西洋は、
まず自分があり、それが社会と交わる。

これはキリスト教の考え方。
神と個人が繋がり、そこに契約が生まれる。
その縦の繋がりを横に展開したもの。


では自分はどのように生活するか。

まずは日本の伝統的な生き方、世間(仲間)や自然、文化を大切にする。

それだけだと、悪いことにも流されやすい。

自分の中の一部に、強さ(意志)持つ。



くっつき過ぎず離れ過ぎず。

そのことを養老さんは、「壁の上を歩け」という。

壁の中の組織人ではなく、壁の外の他人でもなく。
中にいるアウトサイダーのような人間。

要するに九鬼周造の「粋な人間」になれということだろう。


どうしても、時間はかかるし、経験値も必要になるだろう。

リアルにそう生きた人物を参考に、試行錯誤していきたい。





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