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【一口馬主】 年間収支発表! 儲けるのは難しいが、それでも続ける理由

割引あり

各一口馬主クラブ(広尾TC・DMMバヌーシー・YGGオーナーズクラブ)から12月の請求・支払情報が送られてきまして、今年の年間収支が確定しました。

上半期の記事を読んでいただいた方は、もう結果を言うまでではないかと思いますが(笑)、趣味として遊ぶ上でどれぐらい頭数に出資したらいくらの出費になるのか…1つ指針としてご参考にいただけたらと思います。


一口馬主は儲かる?

もう言うまでもないですよね…答えは「NO」です。
なぜかと言うと金融商品と言いながら根本的な構造として儲けることが難しいからです。

先日ちょうど節約大全さんでも説明されておりましたが、愛馬が勝った際に賞金を丸ごと得られるわけではなく、控除に控除が行われた後、残った金額が手元に入ってきます。

かの有名な(笑)口取り事件があったグランツベリーの3歳以上1勝クラスでの優勝賞金を見て欲しいのですが、配当金額が2,580円となっております。

本配当は1/2,000口出資してのものなので、2,000を賭けると合計の配当額は5,160,000円。合計の賞金額が9,370,000円ですので、個人に入ってくる配当金額は賞金の約55%ということになります。

競馬をやっている方ならわかると思いますが、馬券よりも肩身の狭いゲームと言えるのではないでしょうか。

「でもたくさん勝てれば、その分儲かるのでしょ?」
確かに馬券との違いとして、レースへ出走すること自体には出費が発生しないため、たくさん勝てば良いと思うかもしれませんが、馬代に毎月の維持費、年に1回の保険料や月々会費など色んな費用が発生します。

前述のグランツベリーだと…
馬代:7,000円
維持費:3,600円/年
保険料:100円/年
会費:2,400円/年
※会費に口数で割って1頭あたりの金額を計算

今回の勝利だけでは年間の会費をカバーしたに過ぎないことがわかるかと思います。ことグランツベリーに関しては夏に好走を繰り返したことのよって、既に十分過ぎるぐらい資金回収をできているのですが、もし1頭でも走らない馬がいればどうなるか…容易にご想像いただけるのではないでしょうか。

もし儲けたいのなら…

では「一口馬主で儲けることができないのか?」と言われれば、必ずしもそうではないと考えております。実際に筆者も初年度産駒がデビューした年の年間収支はプラスでした。

当時の経験からもプラス収支を目指すなら下記が条件かとは思います。

・固定費(入会金・月会費)を限りなく抑える
・比較的安価(2,000万円以下)な馬だけに出資
・最低でも1勝できる馬だけに出資

筆者は広尾TCで一口馬主デビューしたのですが、入会金 + 4口までは馬代無料ということで、初期投資がゼロだったことに加えて、初年度は2頭だったので会費は月々1,650円でした。

しかも当時出資していた馬がパラスアテナ(2勝 + 紫苑S 2着/秋華賞 4着)・キャッツアイ(1勝)と良い馬に出会えたことで、2020年は年間で1〜2万円プラスだったと記憶しております。

もちろん上記が全てではなく、重賞を走るような馬を引き続ける自信のある方は一口馬主で目一杯稼いでください!

ただ筆者が稼ごうと思うなら、同じ金融商品でも間違いなくNISA・iDeCoを選ぶかとは思います(笑)

今年の年間収支を発表!

それでは今年度の年間収支ですが…

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