「少子化対策は欧米を見習え」は本当か。統計で見る世界の出生率
2010年代のTwitterで一大勢力だった、「欧米ではこんなに少子化を克服してるのに日本では全然ダメ」
のような論調の海外在住中高年女性アカウントたちを覚えている人はいるだろうか。
その中でもひときわ声が大きかった主張が
「フランスではこんなに素晴らしくて~」
「北欧ではこんなに素晴らしくて~」
本当に彼女たちの言う通りなのか、ちょっと数字を見て考察したい。
少子化の定義とは
上の画像が示すように、政府の定義によると
「少子化は出生率が人口置換水準を持続的に下回っている状態」とある
人口置換水準とは難しい言葉だが、端的に言うと
人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生の水準であり、
出生率が2.1以上であると人口置換水準を上回っている=少子化を克服できている
ということになる。
これは国際的な基準であり、英語ではReplacement levelと言う。
フランスの出生率
フランスの出生率から見ていこう。
2023年のフランスの出生率は1.68だ。
その上、フランスの出生率は近年ずっと下がっている。
少子化克服ラインである人口置換水準の2.1には遠く至っていない。また、ご存じの通りフランスは移民の国だ。日本よりも移民の数がけた違いに多い。私も修学旅行にフランスに行ったときに移民の多さに驚いた。
そして、北アフリカや中東からやってくるムスリムの移民の方々は多産だ。
文化や宗教の違う彼らがフランスの出生率を押し上げている一因でもある。そのムスリム移民ブーストを加味してもこの数字だ。
2020年の沖縄の出生率を見てみよう。
2020年時点でなんと1.86だ。
そうするとなぜリベラルや出羽守の女性たちはフランスより出生率の高い沖縄に少子化対策を学べという風にならないのだろうか。
沖縄は同じ日本であり、文化も伝統的な琉球民族文化も保持しているが、当然大部分は日本の本州とシェアしている。同じ学ぶなら国内の自治体のほうが参考になると考えるのが普通ではないだろうか。
大変不思議な点だ。
フィンランド(北欧)の出生率
え!?2023年のフィンランドの出生率は1.26!?!?
日本の2023年過去最高の出生率の1.26と全く同じ!?
韓国の出生率
男女対立が世界一激しく、ルッキズムも世界一激しく、学歴競争も世界一過酷な韓国
衝撃の0.72。
ソウルに至っては0.5である。
日本の10年後、15年後かと思うと陰鬱な気持ちになる。。
https://jp.reuters.com/world/korea/YYD25OWZDJPLNMBDFF5TDD44AQ-2024-02-28/
タイの出生率
次はタイの出生率を見ていきたい。
今まで低出生率の経済的に発展した国ばかり見てきたので、途上国で国が若く元気のあるだろうタイなら2前後はあるはずではないか。
タイの2024年出生率見通しはなんと…0.96
多子多産でこれから発展するイメージの東南アジアの国なはずなのに、相当な衝撃だ。
更にこの画像からわかること
・イギリスもガクッと1.45まで出生率を落とす見込み
・チリやプエルトリコのような南米の国まで出生率1を割っている
・スペインに関しては日本より出生率が0.1ほど低い
全世界的に2010年代半ばから出生率が激減している
このバズっていたツイートはとても興味深い。
2015年から2023年にかけて世界各国で出生率が急減しているというのだ。
なぜ2010年代半ばから?
2010年代半ば以降何があっただろうか。
どう考えてもこれだろうなと私は思うが、あくまで私見の推測の域にとどめておく。
以上述べた通り、SNSでありがちな少子化は欧米に倣えというのは白人コンプレックスを抱えた出羽守中高年日本女性たちの大嘘だということ。
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