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【映画評】 家族を想うとき/ケン・ローチ
日本の是枝監督の師匠ともいえるイギリスのケンローチ監督の作品。私はダニエルブレイクでは失業した中年男性が主人公の作品だが今回は日本でも話題のギグワークが主題の作品である。
労働者階級で建設業を失業した父がマイホームを買おうと頑張りしだいで稼げる運送業のギグワークに着く。最初は仕事も順調でうまくいってたが週六日12時間という加重労働で家族に会う時間が無く学校の成績が優秀な息子も非行に走っていく。息
【映画】ノマドランド
原作も読んだが気がめいりそうな内容で半分くらい読んで図書館に返してしまった。
映画自体は淡々としたトーンで描かれる、それが車上生活のリアリティを出している。
主演以外は皆車上生活をしている素人を採用している逆にそれが違和感はなかった。
日本でも車上生活者は増えている、年金システムも将来的に崩壊しかねないし年金だけで生活費が足りなく車上生活しながらamazon倉庫やキャンプ場でバイトするのは日
【映画評】アキレスと亀 北野武
北野武の映画です。あらすじは幼少時代金持ちの家に生まれ絵の才能を認められ学校の授業でもずっと絵を描く事が許されたがその後父の会社が破綻して父も自殺した後は絵を描く事どころじゃ無い生活になる。その後青年時代も恋人と貧乏ながら絵を描き続け中年になっても絵が売れず娘にも経済的援助を求め段々精神が崩壊していく映画です。
芸術の魅力に取りつかれ生活も家族も犠牲にしていく映画です。周りでも実際美大を出ても映画
【書評】 「わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か」平田オリザ
箇条書きですがまとめてみました。
「異なる文化や価値観を持った人にもきちんと自分の主張を伝え、説得し、そして妥協点を見出せる」異文化理解能力を期待する一方、
「上司の意図を察して機敏に行動する」「会議の空気を読んで反対意見は言わない」という同調圧力 二つは正反対 就活する若者混乱
海外だと意見や批判を言うのが当たり前
アメリカで中学の社会の授業で意見を言わないと欠席扱い
かといって欧米の
【映画】『ゼロの未来』テリー・ギリアム
少し前に観た映画でしたがモンティパイソンのテリーギリアムが監督で堅物の男がヴァーチャル世界の女性にはまってって現実と虚構の区別がつかなくなる話です。
今のVRやSNSやyoutuberやアイドルビジネスなどを皮肉っている作品にもと捉えられます。
かと言ってバーチャルを全否定もしてない作品にも見えます。
【映画】 「選挙」想田和弘
私の知人はサラリーマンが少なく画家などのアーティストや自営でお店などやってる人が多い。また留学やバックパッカーした人や外国人の知り合いも多い。所謂日本的な学校・会社制度に従属してない人が多い。所で小泉首相時代の自民党から市議会選挙で立候補した山内さんを追ったドキュメントで選挙というドキュメント映画がある。山内さんは大学も何度も中退して東大出だからと言って選ばれた人でコイン商をしていてサラリーマン経
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