【映画評】 家族を想うとき/ケン・ローチ

日本の是枝監督の師匠ともいえるイギリスのケンローチ監督の作品。私はダニエルブレイクでは失業した中年男性が主人公の作品だが今回は日本でも話題のギグワークが主題の作品である。

労働者階級で建設業を失業した父がマイホームを買おうと頑張りしだいで稼げる運送業のギグワークに着く。最初は仕事も順調でうまくいってたが週六日12時間という加重労働で家族に会う時間が無く学校の成績が優秀な息子も非行に走っていく。息子はお父さんみたいにきつい安い仕事をつきたくないと言いお父さんを軽蔑するセリフも出てくる。また母親は訪問介護の仕事についており介護の仕事の低賃金労働問題も出てくる。母親も息子に大学行って欲しいと思っており、自分達みたいなきつくて安い仕事じゃなくホワイトカラーの仕事について欲しいと願っている感じが出ていた。

ギグワークの一番の問題はすべて車など経費も自分持ちである。事故でケガしても保証もない。罰金や弁償など引かれ最低賃金も稼げない事も多い。

アメリカでも日本でもギグワークは問題になっている。日本だとウーバーイーツなどである。

ギグワークは自由な働き方で稼げると言われるが実際は逆である。

経験者が激白!流行する「ギグワーク」過酷な末路

https://toyokeizai.net/articles/-/470778



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