【書評】 「わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か」平田オリザ
箇条書きですがまとめてみました。
「異なる文化や価値観を持った人にもきちんと自分の主張を伝え、説得し、そして妥協点を見出せる」異文化理解能力を期待する一方、
「上司の意図を察して機敏に行動する」「会議の空気を読んで反対意見は言わない」という同調圧力 二つは正反対 就活する若者混乱
海外だと意見や批判を言うのが当たり前
アメリカで中学の社会の授業で意見を言わないと欠席扱い
かといって欧米のコミュニケーションの方法は一つの手段に過ぎない。
シンパシー(共感)よりエンパシー 他人の靴を履く「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」(ブレイディ みかこ)
価値観を一つにするより色々な価値観をすり合わせて行く能力。
コミュニケーションはナイフとフォークと例える。
コミュニケーション能力と人格は関係ない
陶芸家など職人は無口でも良い
クラスに一人はいる物静かなひとは問題か? マナーを身につければ喋れるようになり大丈夫
フィンランドだと議論の時も意見を言わなくても周りの意見をまとめる学生は評価される
みんな違って大変だ
昔は夏目漱石など一部の知識階級イギリスへ留学して異文化の中ノイローゼになった
今は皆が異文化理解に向き会わなければならない
東京だと小学校の10人に一人が外人
日本が一番マイノリティに冷たい? LGBTQのカミングアウトも進んできている。
色々な仮面を持つ自分がいていい。本当の自分などいない上司 後輩 親 など
「人間はわかりあえない。でもわかりあえない人間同士が、どうにかして共有できる部分をみつけて、
それを広げていくことならできるかもしれない」