新たまねぎの収穫が始まっています。 たまねぎは保存食材にするために収穫して一ヶ月くらいは風にあてて乾かしますが、乾かさずに収穫してすぐにいただくのが新たまねぎです。なので乾かしたたまねぎよりもとても水分量が多くみずみずしいのが特徴です。うすくスライスしてサラダにしてたべるのがおすすめです。 スライスしたあと20〜30分くらい、お皿の上で少し休ませておくと、からみが抜けてもっとおいしくなります。(水にさらさなくてもok。) たまねぎは「りんけい(鱗茎)」でできています。漢字の
6月はじゃがいもの収穫の季節です。皮ごと食べられる今が一番美味しい時期といわれています。じゃがいもは栄養があんまりないと言われがちな野菜ですが、じゃがいもだけ食べて生きてても大丈夫なくらいの栄養バランスは持っています。美味しい時期に皮ごと丸ごと蒸して食べるのがおすすめです。 じゃがいもは南アメリカのアンデス出身のナスのなかまで、ほんのり紫色の白い花が咲き、ミニトマトのような実をつけます。食用となる前は、観賞用のお花として栽培されていたそうです。はじめに日本に渡ってきたのは江
植物の葉には、単細胞の原生生物がいます。 葉緑素である「ミドリムシ」の属もそれにあたります。 それらの原生生物は、つねに一定の方向にうごいていて、うごくための3つの性質を持っています。 一つは、ゆらぐことです。2つの方向、選択肢をつくります。 もう一つは、2つを比較して、いい方向を選択することです。 最後に、過去を忘れることです。 植物の中のミドリムシは、光のある方に向かって、まっすぐ進みます。その動きはとても論理的であり、不安定です。 青に向かって進んでいると思っ
畑には、森の中では生えない、雑草が生えます。日当たりがいいところで生きられるのが、畑の雑草です。 日に当たることは、成長のためのエネルギーが作られますが、 その分ものすごい代謝エネルギーが必要になります。 生成と代謝のバランスが偏るということをしらないのか、 キャパをしらないのか、ないのか、 とにかく受けるものをガンガン受け取って、エネルギッシュに雑草は育ちます。 作物はどちらかというと人間寄りで、あまり日に当たりすぎると疲れちゃって、 日焼けしたり乾燥したりします。そんな
作物は突然変異によって「種をもたない品種」ができることがあります。 本来なら種がないので、植物として命をつなぐことはそこで止まります。絶やさない方法として、接木をしながら工夫して栽培します。 それらの品種は果物に多く、種がなく食べやすいということで江戸時代あたりから広まりました。 しかし同じ時代、子供が産めない女性が離縁されることがあったため、種がない作物を食べることは、縁起が悪いと言われていました。 食べやすそう、縁起悪そう、表出したものをみると様々な表現ができます。 で
植物の成長は、伸長生長、基本的には上方向に伸びます。 ナズナなどは、発芽、成長、タネを残して世代交代するまでを約2週間という早さでおこないます。 その間にできるだけ高く伸びて、高いところから広範囲にタネをおとします。 植物が成長するとき、細胞壁にゆるみが起きます。 植物の細胞には、車のタイヤと同じくらいのつよい膨圧がかかっています。ゆるみで圧がとけ、膨張し、その膨張での動きが、伸びるための駆動となっています。 細胞の繊維方向によって膨張する方向が決まります。大半が上下方向の
「いや」という感覚は 生まれて間もなくから、だれもが経験し続けています。 おしめを変えてほしい、さむい、 人間関係が辛い、疲れた、 なにがいやで、なんでいやなのか、 赤ちゃんは命の危険があるので、泣くことでいやを表現します。逃げられる環境がととのっていないからです。 同じように作物も「いや」を感じます。 乾燥や湿気、低温、 虫に食べられた傷、強風雨、 多くの「いや」を感じています。 人間と大きくちがうことは その環境から完全に逃げられないということです。 作物はその「いや
土の中の微生物の多くは、エンドトキシン(LPS)という内毒素を含む細胞壁を持っています。私たちは空気中や作物中からエンドトキシンを取り込んでいます。 エンドトキシンは人間の血中に入ると、急性炎症、慢性炎症による発熱を引き起こします。 それと同時に、血中のマクロファージを活性化させ、結果的に全身の免疫向上をもたらします。 血中でのエンドトキシンの作用は、快にも不快にも、両方に振り切れているといった感じです。 エンドトキシンに限らず、自然には絶対的に敵として、絶対的に味方として
土の「ミクロ団粒」の話です。 土の心部は、有機物と無機物の微細粒子でできています。 「ミクロ団粒」有機・無機複合体です。 複合体とは英訳すると、コンプレックス 物質が複雑に絡み合った状態ということです。 この絡まりは、超音波処理でも剥がしきれないほど強固です。 その頑なさが、土質の安定性を保っているのかもしれません。 土のコンプレックスは、構成している物質(有機物、無機物)が明確で、その絡み合う複雑さはあれど、物質的でシンプルにみえます。 人間のコンプレックスというと
土の話です。 有機物と無機物でできた 塊から 土は生まれます。 その塊は 周りの多くを惹きつけていきます。 ゆるく、丸く たくさんの要素とその塊が 結びついてできたものが 私たちの見ている、一粒の土です。 始まりの塊は、 すごく繊細な顕微鏡でしか確認できませんが その塊がなければ 土が土にならない 大切な塊です。 有機物と無機物 一緒にいても一つにはならず 振動しながら繋がりあっていて そこで起こる振動は 有機物だけでは発生しない 無機物
作物の「毛細根」の話です。 毛のように細い根 メインの太い根っこから、 産毛のように 無数に生えている毛(根)を 「毛細根」 といいます。 少し前から 女性が綺麗になるための 脱毛が流行してますが 根っこに関しては、 産毛がもりもり生えていると 多方面でとてもモテます 作物はその毛から、 土の中のミネラルを吸います ミネラルは、 葉の中にある苦味成分と 反応して、 いろいろあって、 甘味成分をつくります 甘味成分は「味の素」の成分、 グルタ