次から次へと出現しているAIツールの煽り文句に騙されてはいけないという話
ごく最近の11月17日(現地時間)の話ですが、ChatGPTをリリースしているOpenAI社のCEOサム・アルトマン氏を、取締役会が突然解任するという異常事態が発生し、業界に衝撃が走りました。
創業メンバーのサム・アルトマン氏の解任を受けて、ほぼ同時に、OpenAIの社長であるグレッグ・ブロックマン氏も辞任するという事態に、何ごとが怒っているのかを注目を集めたわけですが、4日後には二人の復帰を発表。
周囲の目からは何が起こったのか推測するしかないものの、OpenAI社で開発方針なり運営方針なりで、公益性を求める動きと収益を求める動きのせめぎ合いがあって、今回のドタバタ劇に至ったのかも知れませんね。
というのもOpenAIは非営利団体であるOpenAI社とは別に、持ち株会社を設置して、傘下に営利会社のOpenAI Global LCCを2019年に設立しています。
その非営利団体と営利会社の双方を、取締役会が管理しているのです。
どうやら、そういった矛盾するような立場の組織を、1つの取締役会がコントロールしていることに、今回の問題の根があるのではないかと。
まぁ、ことの真実がどうであったかは、私たちには関係のないことですのでこの問題はこの辺にして、肝心の話は最近のメルマガで次から次へと大規模言語モデル(LLM)を利用したAIツールがリリースされているのですね。
これ、LLMの代表選手であるChatGPTのAPI(アプリケーションインターフェース)を使ったAIアプリソフトやAIサービスがほとんどで、ChatGPTを超える進化版のLLMが出現したわけではないことを知っておきましょう。
もうね、そこそこ信頼していた人物からのメルマガで、注ぎから次へと新しくリリースされるAIツールのセールスが届くのだけど「これ以上の有能でかつ万能のツールは2度と出現しない」との謳い文句が、何度も来るわけ。
あきれかえると思いませんか。
これが最後、と言いつつまた次の機会に、今度こそ最後、そう言って何度も最後がやって来たり、これ以上のものは現れないと断言しながら、次の新ツールに同じ謳い文句を被せてくるという節操のなさに、うんざりしました。
AIの進化が凄くて、前言を覆さなきゃいけない事態であれば、そのことを説明し時系列で判別できるように、性能の進化度合いを解説すればいいわけでそれをせずに、いつも最上級・唯一無二を言われてもねぇ。
それこそ、オオカミ少年の状況ですね。
今、購入を検討しておられる方に助言ですが、私もそんな謳い文句に踊らされて2つくらいAIツールを買ってしまいました。😭
で、使った結果はというと、まったく使えませんでした。
有料版のChatGPT4を使い慣れたほうが、ずっとマシでした。
どうか、売り文句・煽り文句に踊らされずに、冷静に観察してくださいね。
ってことで、今回は
「次から次へと出現しているAIツールの煽り文句に騙されてはいけないという話」で、自分の失敗談をもとに続出しているAIツールへの注意を。😅
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
雰囲気に 騙されないで のほほんと
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